選び方のポイント8:RFPの書き⽅とオリエンの実施
インプットがダメだとアウトプットもダメなものになる

RFPの書き方次第で、成果物となるWebサイトの出来は大きく左右される、そういっても過言ではありません。
RFPとは(Request for Proposal)の略で、ホームページの制作提案依頼書のことです。ホームページ制作を成功させるためには、これをしっかりと作りこみ、社内で調整し、コンセンサスを得たうえで制作会社のところへもっていくことが大切です。
そうしないと、制作会社選びまでは良かったのに、出来上がったホームページはイマイチで、目標達成には程遠い成果しか残せない。そうしたことも起こりえます。
なぜかというと、そもそもホームページ制作会社へのインプットであるRFPがズレていたり曖昧だったりすれば、アウトプットであるホームページそのものもズレてしまったり曖昧だったりしてしまう可能性が高くなるからです。
また、ホームページ制作を依頼する際に、いくつかのホームページ制作会社から相見積りをとることもあるかと思います。その際に、RFPがしっかりしていないと、ホームページ制作会社によって見積もりの条件が変わってきてしまって、正確な相見積りにならないということも起きます。
自社のことはホームページ制作会社より自社の方が分かっている
結局、自社のことは自社でしか把握できない部分が必ずあります。ホームページ制作会社がいかに優秀で、想像力を働かせることができても、社外からはわからないことが必ずあります。そうした認識の違いが、サイト利用者やお客さんを見誤り、彼らに役に立たない情報を提供したり、使い勝手の悪いホームページを提供したりしてしまうことになるのです。
ホームページ制作会社は、事業内容の細部、業界、業界内でのクライアントの強み、弱み、お客さんに関することなど、自社よりも多くの情報を持っているはずがありません。だから彼らにはこちらから必要な情報を提供しなくてはならないのです。それはホームページ制作の大前提です。
その上で、何のためのホームページなのか。
そしてこのホームページを使って、どんな結果を出したいのか。
そのために、どんなホームページにしたいのか。
これらを担当者だけでなく、決済にかかわる責任者も共通認識を持ったうえで、制作会社に依頼をしなければなりません。
ここをいかにして社内のコンセンサスを取っておくか、そしてホームページ制作会社に対してそれをわかりやすく、明確に自分たちが求めているものをオリエンテーションできるかが、ホームページ制作会社が持つ力を引き出す条件になります。丸投げは絶対ダメです。