MFI強制以降でタブや展開メニューで非表示にしたコンテンツはどうなる?
以前ブログ上で少しご紹介しましたが、Googleは2020年9月にMFI(モバイルファーストインデックス)へ強制移行すると発表しました。
強制移行する前にMFIについてのおさらいと、非表示コンテンツについて確認していきましょう。
目次
MFIとは
2020年5月にこのブログを書いていますが、現状では検索結果に表示される検索順位はPCページが評価基準となっています。パソコン版のWebサイトを評価して、その結果が検索順位に反映されるということです。
これが2020年9月からモバイルサイトの評価へ移行=モバイルファーストインデックス=とアナウンスされています。
このMFIが適用されると、PCページからモバイルページへ評価基準が変更され、モバイルページベースで検索順位が決定されるようになります。
こちらについては以下のブログで書いているので、参考にして下さい。
非表示にしたコンテンツの扱いは?
スマホ用のページはPC版とは違い、コンテンツをすべて表示せず、展開メニュー化したり、格納したりなど何らかの対策を行っていると思います。
PCページがインデックス対象になっているときは、初期状態で見えていないコンテンツは重要度が下がることがありました。つまり、表示していないと評価されなかったということです。
ところがMFIでは、一転して評価の対象になるといいます。
タブや展開メニューによって、ユーザーが画面を開いたときに見えていないコンテンツであっても、MFIでは評価が下がることなくインデックスされます。
移行が行われるからといって、非表示コンテンツを表示した状態にしなければならない!ということではないので、安心ですね。
非表示コンテンツの注意点
・ユーザーにわかるようにする
非表示コンテンツが評価の対象になるからとはいえ、それが評価されるかどうかは別問題です。ユーザーにとって見やすい画面構成なのか、わかりやすいのかなどは考える必要があります。
こちらに関しては、タブや展開メニューなど、どんな表示形式であれ、アクセスする側のユーザーにコンテンツが非表示になっていることが明らかであり、いつでも開けると認識できなければなりません。
例えば、右上にあるハンバーガーメニューのボタンを押すと、ナビゲーションが表示されるといった仕掛けなどといったようなものです。
・HTMLコードに存在していること
コードが存在していないと、Googleにはそれが認識できません。認識できなければインデックスされませんので、ブラウザでは見えていなかったとしても、HTMLコードをきちんと用意する必要があります。
・非表示コンテンツの乱用・誤用はどうなる?
非表示コンテンツをやたらと増やし、それにより評価を得ようとする動きも懸念されています。このような非表示コンテンツの乱用について、Googleはどのように対処するのか?という疑問がある方もいると思います。
その質問に対し、GoogleのJohnMueller(ジョン・ミューラー)氏は「アルゴリズムで防ぐ」と回答しました。
つまり、ページに最初に訪問した段階で表示されていなかったとしても、以下の条件を満たしていれば、モバイルファーストインデックスでは評価を下げられることはありません。
- コンテンツが非表示になっていることが明確にわかる
- 簡単なアクションですぐに表示できる
逆に言えば、いくらコンテンツを増やしたとしてもこのアルゴリズムの前には、何の意味もないわけです。
まとめ
MFIでは非表示コンテンツがインデックスされるとはいえ、乱用・誤用は防がれてしまうようです。
どのようなコンテンツが、乱用・誤用として弾かれてしまうのか、Googleのガイドラインで今一度確認してみるといいかもしれませんね。
参照:隠しテキストと隠しリンク
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