【Facebook】古い記事を共有する前に、ポップアップ警告が表示される新機能
Facebookが米国時間6月25日、新規機能を発表しました。
ざっと紹介すると、シェアしようとしているニュース記事がすでに賞味期限切れの話題だったときに、そのことを教えてくれる機能だそう。
参照
Providing People With Additional Context About Content They Share – About Facebook
では詳しく見ていきましょう。
Facebookの新機能とは?
新機能とは、ユーザーがニュース記事をシェアしようとしたときに、そのニュースが90日以上経過していた場合、ポップアップで警告を表示するというものです。ポップアップでは、それでも投稿(Continue)するか、やっぱりやめる(Go Back)のか表示されており、ユーザーに最終的な判断(思いとどまらせるような)をさせる形になっています。
この手の機能は他のSNSでも導入傾向が見られ、Instagram(インスタグラムでも似たような機能が昨年から追加されています。
新機能が追加された背景
Facebookのこれまでの調査によると、ユーザーがどんな情報を信頼して共有するかを決める大事なポイントとして、記事の鮮度が関係してくるとしています。
多くの人はそれがニュースなら「新しい情報」として無条件で認識し、それを共有したくなるはずです。もし情報が更新されていたり、時間が経過して事実関係が当初とは異なっていたりした古い記事がFacebookで新しく共有されてしまったら、誤解を生んでしまうことでしょう。今日の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)いわゆるコロナ禍のように、だれもが疑心暗鬼になり、情報が錯綜しているただなか、古い情報が拡散されることで人々がさらに混乱する可能性もあります。
情報の鮮度が及ぼす影響に配慮したFacebookの判断と言えるでしょう。
Twitterやインスタグラムなど他のSNSでは
Twitterやインスタグラムなど他のSNSでも、古い記事の投稿前にユーザーに警告を表示する機能と同様の機能がリリースされています。
Instagramでは、一足早く昨年に新機能を追加。攻撃的または不快なコメントを共有しようとするユーザーが、それを逡巡するようにFacebookと同様のポップアップを表示させています。すでにこの試みについては成功との見方を得ているようで、Instagramからは「ユーザーの行動を改善する」可能性があると発表されています。
他の活用方法についても取り組みを実施
Facebookではさらなる新機能として、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に言及するリンクについては、リンクのソースに関する情報を提供し、FacebookのCOVID-19インフォメーションセンターに誘導するような通知画面も表示する試みを検討すると述べています。
まとめ
テレビや新聞、SNSなどで、流行中のコロナウイルスに関するたくさんの情報を目にする方も多いのではないでしょうか。
その中で、情報が古い記事が新しい記事として認識されてしまうと、たくさんの誤解が生まれてしまうかもしれません。
また、その他の情報に関しても常にアップデートされているものが多く、現在では終了していたり、リンクが無効になっているケースもよくあります。
そういった意味でも古い記事ですよ!という警告が表示されるのは、一度自分で考えるきっかけにもなるのでいいかもしれませんね。
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