デザインは引き算
ちょっと派手目の情報量の多いページがあったとします。
あなたは、資料請求へのボタンをもっと目立たせたいと考えました。
どうやったら、目立つと思いますか?
とにかくクリックしてもらえるなら、どんな手を使っても良いです。
答えは1つじゃないです。
いろんな答えが考えられます。
この質問を当社の新人に質問したら、次のような答えが返ってきました。
「ボタンを大きくする」
「色を赤など目立つ色にする」
やってみれば分かりますが、派手目な情報量の多いサイトでこの程度のことをしても、全然目立たないです。
そこで、少し経験のあるデザイナーにも聞いてみたら、次の答えが返って来ました。
「周りの色を少し抑える」
■デザインは引き算だとよく言われます。
よくやってしまいがちなのが、あれも目立たせたい、これも目立たせたいといって、ちんどん屋の衣装みたいなサイトにしてしまうことです。
こうなってしまうと、逆にメリハリが無くなり、本当に目立たせたいものが目立たなくなります。
例えば、モノクロの人物写真に赤い口紅ってすごく目立ちますよね。
これと一緒で、結局、組み合わせなんです。
例えば、周りが静止画なのであれば、ボタンにほんの少しだけ、キラッと光るような動きを入れてみるとか、静止画の世界観の中で、一箇所だけ動いていたらすごく目立ちます。
■今はシンプルなデザインが主流なのでちんどん屋の衣装みたいなサイトはだいぶ減ってきましたが、もし、肝心のボタンが目立たないなぁ、反応が薄いなぁと思ったら、周りがうるさくなっていないかチェックしてみてください。
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。