より重要視されているE-A-Tって何? Webの検索品質アップを目指す
2021.03.25 Posted by hosobuchi.m
弊社ブログ「今月初旬に実施されたGoogleコアアップデートと対策」にもあるように、近年Googleが公表している検索品質評価ガイドライン(※1)において、E-A-Tに対する話題がよくあがってきます。E-A-Tは、検索結果の順位に影響する大切な要素ですが、「実際に、対策するのなら何をすれば良いの?」と思っている方もいるでしょう。
今回は、E-A-Tとはいったいどのような概念なのかおさらいしつつ、Webの検索品質のアップにつながる具体的な対策の仕方についてわかりやすく解説していきます。
目次
検索品質評価ガイドラインに示されるE-A-Tとは
E-A-Tとは、GoogleがWebの品質を標準化するための基準の一つで、「専門性/権威性/信頼性」の英語の頭文字から形成された言葉です。
それぞれの要素の概要について簡単にご説明します。
Expertise(専門性)
3要素の中でも、1番大切なのは専門性が高いことです。そのため、他社が真似できないような専門性の高いWebは、Googleから高く評価されます。
Authoritativeness(権威性)
権威性とは、どのような人が見ても、このWebは情報のレベルが高く、優れていると判断できる要素のことです。そのため、権威性を高めるには、一定の運用実績が必要となります。
Trustworthiness(信頼性)
信頼性とは、ユーザーが信頼性を判断する要素です。たとえば、自社について知ってもらうため、詳しい経歴や資格が記されたプロフィールを作成したとします。すると、ユーザーは「このような人が書いているのか」と書き手を信頼し、Web全体の信頼性の向上につながります。
ユーザーが心から満足するWebを制作するには、E-A-Tを最大限まで高めることが欠かせません。非常に専門性が高く、運用実績や書き手が信頼するに値するものであれば、多くの人が関心を寄せ自然とアクセスが増えていくでしょう。
専門性や信頼性を意識した対策とは
E-A-Tを意識したWebサイトの運用が大切であるのなら、何から実行していけば良いでしょうか。効果が期待される施策を説明していきますので、できることから始めていきましょう。
検索キーワードとの関連性を考慮する
前提としてWebサイトには、ユーザーが求めている情報が記載されている必要があります。検索キーワードが使われていても関連性のない情報ばかりでは、Webサイトの専門性を高めることができないため注意が必要です。
引用・参照元は?
何か情報発信をする場合、発言の根拠が必要です。根拠のない発言では、多くの人に信頼してもらうことができません。そのため、何か情報発信をする場合は、公的機関や団体から引用・参照するようにしてください
テーマを定め特化させる
Webサイトを制作する場合は、何かしらのテーマに特化しましょう。たとえば、インターネットに関するWebサイトを制作するのなら、SEOやデータ分析など、一定の分野に特化した方が専門性を高めやすくなります。
定期的な更新
E-A-Tにおける権威性を高めていくには、定期的な更新が必要です。もし、可能であるのなら1日1記事制作して投稿していきましょう。ただし、情報のレベルが高く、制作完了までに1週間かかるものであれば、1週間に1回は必ず記事を公開することが大切です。
ただし、最新情報さえ公開すれば、専門性が高く、信頼を寄せられるわけではありません。専門性は、地道な更新の連続によって得られるものなので、新しく立ち上げたサイトについては、著名人が立ち上げたサイトでない限りは、しっかりと時間をかけて取り組んでいく必要があります。
誰が運営しているかわからないのは良くない
だれが運営しているのかを記載することは、E-A-Tにおける信頼性を高めることにつながります。たとえば、次のようなことを実行すると信頼性が上がりやすくなります。
- プロフィールエリアを作成、充実させる
- 仕事で得られた実績を記載する
- 専門的な資格の取得歴を記載する
- SNSへのリンクを記載する
- 出版物に関する情報を記載する
- 他にも有名な運営中のWebサイトがあれば記載する
もし、プロフィールの書き方で迷ったら、他のサイトを参考に独自の表現方法を見つけていきましょう。
まとめ
WebのジャンルによってこのE-A-Tの重要度が違ってきたりもしますが、できる範囲で実施してみてはいかがでしょうか。
Googleのアルゴリズムは、定期的にアップデートしているため、Web担当者はそのアップデートに即した対策を実行に移す必要があります。Web担当者として、Googleの考えを読み取り、(※2)ユーザー意図や心理を理解することは、それ以上に大切なことなので忘れないようにしましょう。
※1 検索品質評価ガイドライGeneral Guidelines
(https://static.googleusercontent.com/media/guidelines.raterhub.com/ja//searchqualityevaluatorguidelines.pdf)
※2 Googleが掲げる10の事実
(https://www.google.com/about/philosophy.html?hl=ja)
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