EFOでてっとり早く反響率を改善する
2017.08.21
夏期休暇に入る前日に、EFOをテーマに新人研修を行いました。
EFOとは、Entry Form Optimizationの略で、「入力フォーム最適化」と訳されます。
要は何かと言うと、お問い合わせや資料請求といった“入力フォーム”の改善施策のことです。
入力フォームはWebサイトのゴールにあたります。
■ちなみに、あなたは自社の入力フォームの離脱率を調べたことがありますか?
入力フォームの離脱率とは、入力フォームまでたどり着いたにも関わらず、送信完了まで到達しなかったユーザーの比率です。
無いのであれば、今すぐ調べてみて下さい。
恐らく、結構高いことにビックリすると思います。
何となく、せいぜい20〜30%ぐらいじゃない?って思うじゃないですか?
いやいや、全然違うんです。
一般的には、60〜70%ぐらいが普通です。
言い換えれば、入力フォームにたどり着いた30%ぐらいの人しか、送信完了に至っていないんです。
■入力フォームはWebサイトのゴールだから、ここを改善すると、ダイレクトにコンバージョン率が改善します。
例えば、下記のような数値のWebサイトがあったとします。
トップページ 1000アクセス
2ページ目 600アクセス
3ページ目 400アクセス
入力フォーム 30アクセス
送信完了 10件
このWebサイトのお問い合わせや資料請求といった反響数を増やしたい時、一番手っ取り早い方法は、入力フォームを改善することです。
例えば、上記の例で、入力フォームの離脱率を10%改善したとすると、送信完了は10件→13件になります。
この反響数増をサイトの集客で実現しようとすると、1000アクセスを1300アクセスに、つまり300アクセスもアクセス数を増やさなければなりません。
アクセス数を1.3倍にするのって、結構大変ですよね?
入力フォームを改善して、10件だった送信完了数を13件にする方が、全然簡単な気がしませんか?
実際、簡単なのです。
■EFOは大まかには次の3つの実施分野があります。
1.エラー処理
2.デザイン
3.入力補佐
上記1〜3それぞれ細かな実施項目があるのですが、それを画像付きで解説すると、結構な量になってしまったので、下記にPDFを用意しました。
少し重いですが、ご覧ください。
>EFO実施項目(PDF形式:1.8MB)
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。