表記のバランスで文章に読みやすさを
一般社団法人共同通信社 編著
『記者ハンドブック 第12版
新聞用字用語集』
Web制作でサイトを作る場合には、たくさんの文章を扱うことになります。文字量はサイトにあわせて調整することになりますが、漢字と仮名遣いの表記を変えるだけでも見やすさが異なってきます。
例えば日常的には使わない漢字を多用した文章があった場合、その漢字を意図的に使わなければいけない文章(小説や、学習に関する文章など)であれば仕方がありませんが、普通のユーザーが読むには適しません。「常用漢字」や「現代仮名遣い」のルールは決まっており、報道機関などでもこれをもとに記事を書くことになっているため、サイト上でもこれを基本とするのがふさわしいといえるでしょう。
また、別の言葉であるのに漢字や仮名が続いてしまって読みにくくなってしまう場合は、どちらかの漢字を仮名にするという方法もあります。この場合は文章全体のバランスを考えて調整しましょう。
「常用漢字」や「現代仮名遣い」のガイドラインを確認できるのは共同通信社の『記者ハンドブック』といわれるもので、出版業界ではよく使われています。PC上でもATOK辞書として利用できるソフトウエアも発売されているので、確実なサイト作りを行うのであればぜひ用意しておきましょう。これを利用するようになると、普段何気なく使っていた用語の表記が実は一般的ではなかった・・・というようなことも気づきやすくなります。
関連記事こちらの記事も合わせてどうぞ。