“仕事”と“作業”
2016.12.16
当社では、半年に一回、賞与月に面談を行っています。
一昨日、昨日と、2日間をかけて社員面談をしていました。
そこでは、半年間の振り返りや、仕事の改善点、悩んでいることなどを話します。
半年に1回ですが、非常に大変です。
でも人数が多くなると、やはりいろいろな所で歪みが出来てきて、知らない所で不満を持っていたりするので、とても大切な2日間だと思っています。
今回の面談の中で一番印象部下買った社員の悩みは、長時間労働の割に成果が出ない、というものです。
■たまに夜遅くなるのは仕方ないにしても慢性的に夜遅いのは、会社としても放置できません。
そのような問題を抱えている社員を見ていると、大体、同じような悪癖があるようです。
- 仕事に入る前に、その日のToDoが整理できておらず会社に着いてから「さぁ、何しようかな」と考え始める。
- “この日にこれをやる”という覚悟が決まってない。
“企画書は空いた時間にやろう”と考え先送りするけど、空いた時間はやってこない。
そのうち、お客さんから催促される。
仕事が後手後手になる。 - 常にお客さんや仲間からの電話やメールに“反応”している。
“反応”だけで1日が終わる。
■私は“仕事”と“作業”の違いを意識しています。
“作業”は、時間はかかるものはありますが総じてしんどくはありません。
そんなに頭を使わないから。
“仕事”は基本的に頭脳労働です。疲れます。
だから、頭ができるだけクリアでモチベーションも高い時間にやりたい。
(私の場合は午前中)
■1日の中で本当に集中できる時間なんて、せいぜい2〜3時間です。
その日のその時間に何をやり遂げるか、覚悟を決めてオフィスに来て欲しい、
そして、オフィスに入ったら、一気にスイッチを入れて欲しい。
仕事が終わったら、ちゃんとインプットの時間も確保して欲しい。
若い社員を見ていると、労働時間の長さと成長スピードは一概に比例しないんだなということをあらためて実感しています。
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。