ウェブラボ代表の山浦が、
Web担当者・経営者・起業家に向けて配信するコラム

Webを集客に活用したい人のための
Webサイト・マネジメント術

最新のトピックや実務家ならではの身近なちょっとした疑問に回答しています。

ブログの記事は、気軽な10本より気合の入った1本が良い?

2022.12.03

質問今度、Webサイトをリニューアルするにあたり、ブログも作ることにしました。そこで質問なのですが、SEO的にはレベルの低い記事を10本書くよりも、クオリティの高いものを1つ書いた方が良いと聞きました。一方で、とにかく定期的に、まめに更新することが大事だとも言われています。実際のところ、どうなのでしょうか?

 

 

結局、ブログは何を目的とするのか、ということを決めておくことが大事です。当社の場合は、特定のキーワードを狙ったSEO目的のページはWebサイトの中にしっかりとしたWebページとして作成し、ブログに関しては(もちろんキーワードは意識はしますが)、SEO上の上位表示よりは定期的に情報発信することを優先しています。

 

 

レベルの低い記事を10本書くよりも、クオリティの高いものを1つ書いた方がSEO的には良い、というのは正しいです。

そこそこ人気のある複合キーワードなどは、1万文字以上のテキストで詳しく書かれた長い1枚もののページが上位に表示されます。

ただ、私の場合は、そのようなページはブログではなく、通常ページとしてしっかりと作ります。

どういうキーワードを狙うのか、そのキーワードで上位表示されているページにはどんなページがあるのか、それを踏まえて、どんな内容にし、そこにはどんなキーワードを入れていけば良いかきちんと計画を立てて作ります。

 

一方、ブログの記事を書く時は、いちいちそこまでしません。あまり意識しすぎると、定期的な継続した情報発信ができなくなってしまうからです。

SEO目的はゼロではないですが、それよりはもう少し気軽に、タイムリーに顧客フォローの一環として継続的に書き連ねていく場所というイメージでやっています。

 

 

ブログを更新することの意味

ブログを定期的に更新していくことには私は次のような意味があると思っています。

 

1)プロとしての成長のため

 

書くことは考えることです。

普段仕事をしていて、学んだり気付いたりしたことを、そのままにしておくのと、自分の言葉で文章にして発表していくのとでは、圧倒的に後者の方が自分の血肉になります。

これはその道のプロとして、とても意味のあることだと思います。

書き続けてきたものを振り返った時、とても自信になるはずです。

また文章は書けば書くほど上手くなります。私もこのメルマガは出し始めて300号を超えましたが、最初の頃に書いた文章を見るとイマイチだなと感じます。

 

2)取引先に信用してもらえる

 

社長や社員がブログで定期的に発信しているWebサイトと、そういうものが全くないWebサイト、どちらの会社に発注したいでしょうか。

同じような条件だったら、前者の会社に発注したくなるのではないでしょうか。

活気がありそう、仕事に対して研究熱心なんじゃないか、そういう風に見えます。

また、書いたものを既存顧客へのメルマガと連動させれば、顧客フォローにもなります。

 

3)ロングテール的なSEO対策になる

 

このように定期的に記事を書いていくことで、やはり最終的にはSEOにも寄与します。

ブログの中はキーワードの宝庫です。

書き続けていると、結果的にGoogleのキーワードツールには出てこないようなニッチなキーワードがブログの中には散りばめられている状態になるので、思わぬキーワードで流入があったりします。

その1つ1つはアクセスとしては小さいかもしれないけど、その小さいものが沢山集まると、それなりの量になります。

 

 

*  *  *

 

 

ということで、私の場合は特定のキーワードを狙った記事はWebサイトの中にしっかりとしたページとして作成し、ブログに関しては頑張って定期的に記事を書くことにしていますし、クライアントにもそれをおすすめしています。

山浦 仁

山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役

大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。

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