メルマガを見直すタイミングで確認すること
2022.07.14 Posted by hosobuchi.m
プロモーションツールとしてメルマガを利用している企業は多いでしょう。SNSが出てきて「時代おくれ」なんて言葉も聞こえますが、あなたのフォルダにもまだまだたくさん届いていませんか。たくさんの企業がメルマガというツールを使い続けているということです。
使い方によっては非常に優れたマーケティングツールだということを再認識しましょう。
今回は、メルマガについて、より効果的に用いるために必要な情報をわかりやすくお伝えしていきます。
目次
メルマガを利用するメリットを再確認しよう
メルマガというマーケティング手法は、最近登場した新しい手法ではありません。しかし、メルマガ施策を見直していく上で、何ができるのか知っておくことは非常に重要です。そのため、まずはメルマガを利用すれば何ができるのかについて説明してきます。
低コストで広告を打てる
メルマガを利用する最大のメリットは、メールアドレスさえあれば低コストで情報を送信できることです。そのため、紙の広告であれば郵送代や印刷代がたくさん発生しますが、メルマガならそのような費用は、まったく発生しません。
メルマガのメールシステムの利用代を払う必要はありますが、一斉配信機能を使うことで安く広告を打つことができるため、メルマガの作成体制が整っていない会社は、改めて見直していきましょう。
自社のブランディングにつながる
メルマガを毎日送信することで、顧客に親しみを持ってもらいやすくなります。その結果、自社のブランディングにおいても非常に良い結果がもたらされるでしょう。
会社がどのような理由で立ち上げられたのか、どのような社会課題を解決しようとしているのか、どういった人々を幸せにしているのか、そのようなメッセージをメルマガでは簡単に伝えることができます。メルマガを通してファンになる方は非常に多いので、積極的にメルマガを送っていくべきでしょう。
素早く効果が得られるプッシュ型
メルマガによるマーケティング手法は、相手が行動してくることを待つような手法ではありません。どちらかというと、自社から積極的にプッシュしていくプッシュ型のマーケティング手法です。
そのため、GoogleアドワーズやYahoo!リスティングなどの広告手法と同様に素早く効果が得られるという特徴があります。低コストでありながら、プッシュ型のマーケティングが実施できる手法は、決して多くはないので、顧客からの反応の欲しい会社は積極的にメルマガを送っていきましょう。
CRMと併用で一人一人に合わせたレコメンド
メルマガを導入していれば、CRM(※)と併用することで、簡単に顧客分析ができます。顧客分析をすれば、それぞれの顧客に対してどのような訴求をすれば効果的なのかがわかります。そのため、CRMとメルマガを組み合わせれば、顧客の行動履歴や考え方を軸に、ひとりひとりの行動に合わせたレコメンド型の「One to Oneマーケティング」ができるため、顧客体験やマーケティング効果を高めるためにもメルマガを作成していきましょう。
※ Customer Relationship Managementの略で、顧客管理の意味。または顧客管理システムのこと。
メルマガを有効利用するために、測定するべき指標
メルマガは、送っておわりではありません。送った後に、配信ツールやアナリティクスなどで得あれるデータから改善のためのヒントを得る必要があります。次に、メルマガを有効利用するために、測定するべき指標についてご説明します。
到達率
到達率とは、メール配信先にメールが届いているのかを知るための割合のことです。次の計算公式で求められます。
メールが到達した数÷総配信数×100=到達率
メールの到達率が悪い場合、迷惑メールボックスに行ってたり、そもそも届いてなかったり、メールアドレスが存在しない可能性が高いです。
開封率
開封率とは、メールが開封された割合のことです。一般的に15%から25%程度あれば良いといわれていますが、業種やターゲットによってその数値は様々です。次の計算公式で求められます。
開封数÷送信したメール件数×100=開封率
クリック率
クリック率とは、メール上のURLがクリックされた割合のことです。次の計算公式で求められます。
URLクリック数÷到達したメールの数×100=クリック率
メールの送信数に対して、クリック率が悪い場合は、画像つきのHTMLメールや表示する言葉を工夫するなど改善をしてみましょう。
コンバージョン率
コンバージョン率とは、商品決済やメルマガ登録など、自社で設定している目標がどれぐらい到達できたかを知るための割合のことです。次の計算公式で求められます。
目標達成数÷到達数×100=コンバージョン率
コンバージョン率が悪い場合、次の2つの理由が考えられます。
- そのサービス自体が求められていない
- サービスを必要としていても、そこに存在することが知られていない
サービスが求められていないのなら配信の見直しが必要ですが、そこに存在することは気づかれていないのであれば導線改善によって改善できるため、早めに着手していきましょう。
まとめ
メルマガのそれぞれの数値の平均値というのは、いろいろなサイトで紹介されていますが、業界に目的、ターゲットによって、それは様々だと思います。
まずは計測し内容を見直し、PDCAを回して、数値を少しでも上げることにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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