LP(ランディングページ)とは?特徴を活かして成果を上げよう!
2022.10.27 Posted by nakai.n
「商品の購入や問い合わせが伸びない…」そんな悩みをかかえていませんか?
そんな時は、LP(ランディングページ)を有効的に使うことでCVR(コンバージョン率)の向上を見込めるかもしれません。
今回は、LPとはいったいどのようなものなのか、その特徴や利用法についてわかりやすく解説していきます。
目次
そもそもLPって何?
LPとは、Landing Pageの略で、直訳すると着地ページとなります。つまりユーザーが始めにアクセスする入口となるページのことです。ユーザーが初めに訪れるページとお伝えすると、「なるほど、トップページか!」と思われるかもしれませんが実際はそうでないことが多いです。
ユーザーは得たい情報を検索ワードとして打ち込み、そこから入口に入ります。そのためユーザーが指名検索(検索エンジンに「企業の名前」や「サービス名」を入れてページを探すこと)をしない限り、ユーザーが入力した検索ワードに関連するページが入口となることがほとんどです。
そのため企業側は、入口となるランディングページを意図的に用意し、そのページに広告を打ったり、検索対策をしたりすることがあります。
本来のLPとは入口となるページのことを指しますが、転じてWeb業界では意図的にユーザーにアプローチし、引き込むために用意したランディングページを指すことが多いです。ここでも後者のLPについて扱います。
LPの特徴
往々にしてLPの目的はトップページにユーザーを誘導することではなく、そのページだけで問合せ・資料請求・購入へと誘導することにあります。
LPを作成する際はSEO対策や下層ページ・リンクが不要であり、いかにユーザーにアクションを起こさせるかということだけを考えればよいのです。
そのため1ページに含まれるコンテンツが多くなり、レイアウトが縦長のページになりやすいです。
また、スーパーのチラシのように画像テキストや派手な訴求が可能となり、レイアウト・デザインの自由度が高くなります。
一般的なLPの特徴としては、次のようなものがあります。
- 縦長のレイアウト
- 下層ページやリンクが無く1枚のみのページ
- デザインの自由度が高いこと。
- 派手な売り文句(例:〇〇限定!激安大特価還元セール!)
ここまでLPについて聞くとLPのイメージが湧いているでしょう。そうです、ダイエット食品やサプリメント、定期購入商品でよく見るあの長いページです。
LPのメリット
LPのメリットは、次のようなものです。
コンバージョンへ誘導しやすい
LPは、1ページしかないためユーザーを意図的に誘導することができます。通常のウェブサイトであれば複数のページがありユーザーは自由に動きますが、LPの場合は物語のように起承転結、コンバ―ションまでの導線をひくことができます。
ユーザーが求める情報を1ページで得られる
LPは、1ページにあらゆる情報がまとまっています。ユーザーは、求める情報を1ページで収集し、無駄な動きをすることなくコンバージョンに向かっていきます。
離脱率が低い
LPは1ページのみのため、ユーザーが知りたい情報が端的に記されており、通常のウェブサイトのようにトップページ・商品カテゴリページ・商品ページといったページをまたぐ必要がありません。
一般的にはページをまたぐごとに30%のユーザーが離脱するとされていますが、基本的にLPにはページが1枚しかないため離脱率が低くなります。
LPのデメリット
一方で、デメリットには次のようなものがあります。
直帰率が高い
コンバージョンに特化したLPですが、いかに作りこんで強い訴求・高いデザイン性があろうとも避けられないデメリットがあります。ズバリ、直帰率が高いことです。その直帰率は一般的に70~90%で、LPを訪れた殆どのユーザーが直帰してしまいます。
ユーザーのアクションを目的としているにも関わらず直帰率が高くては意味が無いと思われるでしょう。LPはその特徴が故、長々しい上に、ユーザーは購入か否かという選択肢しか持ち得ません。そのため直帰率が高くなります。
しかし、LPは1ページしかないため、大多数のユーザーが直帰しようとも残りの10~30%がコンバージョンに繋がる可能性があります。
SEOに弱い
LPは、SEOに弱いです。画像テキストを多用しナビをなくしコンバージョンに重きをおくためどうしても検索結果で上位表示させるのが難しくなります。そのためたくさんのユーザーに見てもらえるようリスティング広告やバナー広告を打つことがほとんどです。
広告費がかかる
上述のように、LPを通して売上を伸ばすには広告費を支払う必要があります。どのような案件を扱うかで変わってきますが、案件によっては月に数百万~数千万円の広告費が継続的に発生することも珍しくありません。
LPを有効的に使うには?
デメリットを踏まえて、LPを有効的に使うにはどのようにすればよいでしょうか。
商品の向き・不向き
LPで売る商品には向き不向きがあります。
先ほどデメリットで挙げたように広告費が継続的にかかるため原価率が高い商品は不向きです。反対に、原価率が低い商品や継続的な収益が見込める商品はLPに向いています。
リスティング広告やバナーをクリックするユーザーというのは少しでも興味がある見込み客のため、直接購買に導くのではなくLPを用いてユーザーに情報を与え、購入の前段階となる資料請求や体験・見積などに誘導するのも効果的です。たとえば、次のような商品です。
【向いている商品】
- 健康食品やダイエット商品等定期購入商品
- イベントやジムの見学、体験申し込み
- 新商品の販売促進
一方で、口コミや実際の味がものをいう飲食店や、扱う商品数が多いアパレルはLPには不向きのため注意が必要です。
EFOで効果を上げる
LPの最たる目的はコンバージョンです。そのためには導線だけでなくEFO(入力フォーム最適化)を考慮する必要があります。入力必須項目が多く、住所の自動入力ができないとユーザーは手間に感じ、入力をやめてしまいます。せっかくフォームまで誘導できたとしても問い合わせや購入まで至らなければ意味がなくなってしまいます。
そのため、すでに公開されているEFOのチェック項目を見ながら、できていないところについては、他サイトを参考に改善を行っていきましょう。
EFOについては「【コンバージョン率CVR改善】EFOとは?行うべき対策を紹介」https://kansai.weblab.co.jp/blog/management/efo-cvr-improvement/ の記事で説明されているのでご参考ください。
まとめ
その特徴が故に良いLPは、それだけで大量に売れることもあります。目的やペルソナ設定に合わせたデザイン・構成、ユーザーの心を掴むキャッチコピーなどを有効的に利用し、LPで新製品やイベントのお問い合わせを向上させませんか?
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