SEOとリスティング広告の違いと使い分け方
2023.03.23 Posted by nakai.n
SEOとリスティング広告は、インターネット上でのマーケティングの集客において大きな役割を果たしています。両者の違いを理解することは、最適なマーケティング戦略を構築する上で極めて重要です。
一般的にWebサイトへの集客方法には、リスティング広告とSEOの2種類あり、それぞれの手法や目的に違いがあります。これらのマーケティング手法を状況によって使い分けることで、その集客効果を最大化することが可能です。
今回は、リスティング広告とSEOの違いやマーケティングケースにおける使い分けの仕方についてわかりやすく解説していきます。
目次
リスティング広告とSEOの違い
まずは、リスティング広告とSEOでは、何が異なるのか、その違いについてご説明します。
リスティング広告とは
リスティング広告とは、検索エンジンやWebサイト上で表示される検索に連動する検索連動型広告のことです。これらの広告は、検索エンジンのアルゴリズムによって選択されたキーワードに関連した広告が表示されます。リスティング広告は、検索エンジンの上位に表示されることで、ユーザーの目に触れる可能性が高くなります。
検索結果上に、広告表記がありますが、そのエリアがリスティングエリアの表示エリアです。検索ユーザーと関連性が高いほど、上位に表示できます。
SEOとは
SEO(Search Engine Optimization)とは、検索エンジン最適化のことで検索エンジンのアルゴリズムに基づいて、Webサイトのコンテンツを最適化することをいいます。簡単にいえば、Webサイト運営において集客につなげるための施策全般のことです。
SEO対策を行うことで、検索結果上での表示順位が改善されるため、Webサイトのランキングを上げることができます。そのため、検索ユーザーに向けて、わかりやすい独自のコンテンツを作成したり、多くのサイトの参考サイトとなるように外部対策に取り組んだりする行為は、Webサイトのランキング改善に大きく役立ちます。
リスティング広告とSEOの使い分け
リスティング広告とSEOの使い分けについて考える場合、それぞれがどのような目的を持っているかを知ることで、より使い分けの仕方をイメージしやすくなります。
リスティング広告に向いているケース
リスティング広告は、検索エンジンの広告エリアの上位に表示されることで、ユーザーの目に触れる可能性を高めることを目的としています。リスティング広告の場合、次のような検索ユーザーとの相性が良いといわれています。
- 今すぐに買って、商品やサービスの効果を得たい人に販売するケース
- お試しがあればすぐにでも買いたい人に販売するケース
- ある程度の広告予算があるため、早めに販売につなげたいケース
リスティング広告の最大の特徴は、検索ユーザーとの関連性が高ければ、広告エリアに上位表示されることです。そのため、商品やサービスを今すぐ買いたいという人やトライアルキャンペーンといったお試しがある場合、すぐにでも買いたいという方との相性が非常に良いです。
なぜなら、検索ユーザーは、上位表示されているWebサイトからすぐに決済してくれるからです。また、Web担当者としては、広告予算に余裕があり、本当に売れるのか早く結果が知りたい場合に、すぐに上位表示できるリスティング広告は集客手段として非常に相性が良いといえます。
SEOに向いているケース
SEOは、検索エンジンのアルゴリズムに基づいて、Webサイトのコンテンツを最適化することを目的としています。そのため、SEOにおいては次のようなケースが向いています。
- すぐに買いたいわけではなく、知識を深めていきたい人に販売するケース
- Webサイトを通して会社の認知度を高めたいケース
- 新しい市場でその商品やサービスが売れるのか、反応を試したいケース
このように、SEOとリスティングでは、集客目的が大きく異なります。SEOの場合、知識を深めたいユーザーに情報提供したり、会社の存在を認知してもらったりといった使い方ができます。
また、新しい商品やサービスで有料広告を使うのは、非常に勇気がいるという場合もあるでしょう。SEOなら、広告費を払うことなく、自然検索を通して市場での反応をチェックできます。
まとめ
リスティング広告とSEOの特徴の違いや相性の良いケースについて解説しました。リスティング広告とSEOの違いを理解し、それぞれの手法の違いや使い分け方がわかれば、両者を上手く組み合わせることで、その状況や目的に応じたベストなマーケティング手段を自ら選べるようになります。
たとえば、その商品やサービスが市場に求められているのか、または今すぐ買う人を相手にするのかで、集客手段は変わってきます。
どちらのマーケティング手法が良くて、どちらがだめというわけではないため、その違いや売りたい商品やサービスの目的から有益な集客媒体を構築していきましょう。
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