Web運用者が1年に1回チェックしておきたい数字
2023.05.01
4月28日の日経新聞13面に、『2強「グーグル・メタ」業績足踏み。ネット広告 勢力図に変化も』という記事がありました。
その中で、検索エンジンに関して、今年に入ってから、ChatGPTを導入したBINGのアクセス数がGoogleに対して大きく上回ったこと、そして検索エンジンの世界シェア9割を握るGoogleといえども今後は盤石ではなく、勢力図に変化が生じる可能性もあると指摘していました。
検索エンジンのシェアだけでなく、Web運用者がチェックしておきたい数字には下記のようなものがあります。
- PC、スマホ、タブレットそれぞれのデバイスのアクセス比率
- それぞれのデバイスにおける各種ブラウザのアクセス比率
- 各種検索エンジンからのアクセス比率
- 各種SNSからのアクセス比率
これらの数字、自社のWebサイトの数字に関してはGoogle Analyticsで調べられます。
ただ、世の中の一般的な統計数字と、どの程度自社の数字が乖離しているのか、1年に1回ぐらいはチェックしてみても良いかもしれません。
なぜなら、例えば、スマホ対応できていないWebサイトの場合は、当然、同じ業界のスマホ対応しているWebサイトより、スマホでのページビューが少ない可能性があるように、各種検索エンジンや各種SNSからのアクセス比率などは、自社サイトのSEOの状況や取組み具合で大きく変わるし、業種や客層によって、デバイスやブラウザの比率も異なってくるからです。
下記にここ1年のデータを記載しておきます。
デバイス比率
いろいろな調査データがありますが、ここではLINE社のデータをご紹介します。
引用元:LINE株式会社『〈調査報告〉インターネットの利用環境 定点調査(2022年上期)』
ブラウザシェア(PC・タブレット)
引用元:statcounter
ブラウザシェア(スマートフォン)
引用元:statcounter
検索エンジンシェア
引用元:statcounter
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。