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【コンバージョン率CVR改善】EFOとは?行うべき対策を紹介

2020.10.15 Posted by

ホームページへの訪問者が、最終的なアクション(商品購入や問い合わせ、資料請求等)を行う時、必ず必要になるのが「入力フォーム」です。

入力フォームに辿り着いたユーザーはアクションを起こす最終段階に来ており、他のユーザーと比べてもアクション意欲は高いはずです。しかし、せっかく入力フォームまで辿り着いても、結局アクションを起こさずに、ページから離脱してしまう人も多いのです。

逆に考えると、入力フォームからの離脱者を減らすことができれば、それだけでコンバージョン率(CVR)の向上につながるとも言えます。

そこで大切なのが、「EFO」です。EFOとは、入力フォームを最適化し、ユーザーの離脱率を下げるための施策のこと。ホームページのコンバージョン率を向上させる上で、非常に大切な施策です。

しかし、ホームページの運営初心者の場合、EFOについてしっかりと理解している人は少ないでしょう。「具体的にどのような対策を行えばよいのか分からない」という方も多いはずです。

そこで今回は、EFOについて初心者向けに分かりやすく解説していきます。EFOの基礎知識はもちろん、行うべき対策も具体的に紹介しています。

EFOとは

まず、「EFO」とは何か、簡単に解説していきます。

上述のように、EFOとは入力フォームを最適化し、ユーザーの離脱率を下げるための対策のこと。「Entry Form Optimization」の略で、日本語では、「入力フォーム最適化」と訳されることが多いです。

皆さんも、何かの会員登録をしたり、Web予約を行ったり、ホームページから商品を購入したりする時に、申込みフォームやお問い合わせフォームに情報を入力したことがあると思います。その際、「なんだか入力しにくいフォームだな」「面倒くさい申込みフォームだな」と感じた経験はありませんか?

入力フォームにそのようなストレスを感じた場合、多くのユーザーはそのまま離脱してしまいます。何も対策をしていないフォームは、多くのコンバージョンを逃してしまうわけです。ゆえに、EFO(入力フォーム最適化)は、ホームページ運営において非常に大切な対策なのです。

入力フォームから離脱してしまう主な要因

「ユーザーが入力フォームから離脱してしまう主な要因」についても触れておきます。

例えば、以下のような理由で、フォームから離脱してしまう人が多いです。

  • 「フォームが長い(項目数が多い)ので、面倒になってしまう」
  • 「入力してもエラーになり、そのエラー内容が分からず、諦めてしまう」
  • 「エラーになるたびに、最初から入力しなければならない」
  • 「間違えて戻るボタンを押してしまった結果、再入力が必要になる」

つまり、時間がかかったり、分かりづらかったり、面倒だったりすると、ユーザーはストレスを感じ、入力フォームから離脱してしまう傾向にあります。

行うべきEFO対策

それでは、「行うべきEFO対策」を紹介していきます。具体的には、以下の12個です。

  • 入力項目を最低限必要な数にする
  • 入力エリアはできるだけ大きくし、わかりやすいレイアウトに
  • 住所は自動入力にする
  • 入力例を表示する
  • 入力中の項目を明示する
  • 入力欄は分割しない
  • 入力ステップ(フロー)を示す
  • 入力の「必須項目」「任意項目」を明確にする
  • 次のステップに進むためのボタンは目立たせる
  • 半角や全角などの入力形式を指定しない
  • 入力エラー箇所やエラーの内容を分かりやすくする
  • フォーム内から不要なリンクを外す

入力項目を最低限必要な数にする

まずは、入力項目を必要最低限の数にしましょう。

入力項目が多すぎると、フォームが長くなり、ユーザーの離脱率が上がります。氏名、メールアドレス、お問い合わせ内容等、本当に重要なものだけ入力してもらうようにしてください。

入力項目を最低限必要な数にする

入力エリアはできるだけ大きくし、わかりやすいレイアウトに

フォームの見ためも非常に大切です。分かりやすくてシンプルなレイアウトが好まれます。

また、入力エリアも、可能な限り大きくしてください。特にスマートフォンで入力する場合、枠が小さすぎると、操作がしづらくなります。

入力エリアはできるだけ大きくし、わかりやすいレイアウトに

住所は自動入力に

数ある入力項目の中でも、「住所」は文字数も多く、入力するのが面倒です。そこで、住所に関しては「自動入力機能」を設定しておくと良いでしょう。郵便番号を入力するだけで、住所が自動で入力されるので、ユーザビリティが格段に上がります。

住所は自動入力に

入力例を表示する

入力例を表示するのも効果的です。例が記載されているだけで、入力ミスやエラーの確率が大きく下がります。「どのように入力すればよいのだろう」という疑問がなくなるので、ユーザーのストレスも減るはずです。

入力例を表示する

入力中の項目を明示する

入力中の項目を明示することも、非常に重要です。

入力中の項目の背景は色を変えるなど、「今どの部分の入力をしているのか」がはっきりと分かるようにしてください。

入力中の項目を明示する

入力欄は分割しない

入力欄は、なるべく分割しないようにしましょう。

例えば電話番号。「06」-「1234」-「5678」のように、入力欄が3つに分割されていると、入力が面倒になります。

「06-1234-5678(または0612345678)」のように、入力欄を1つにまとめることで、ユーザビリティが向上します。

入力ステップ(フロー)を示す

入力ステップ・入力フローを示してあげるのも親切です。

基本的に、フォームは「入力画面」「確認画面」「完了画面」と遷移していきます。「入力画面」が数ページにわたる場合もあるでしょう。

「今どのステップにいるのか」を分かりやすく示すことで、ユーザーに安心感を与えてください。

入力ステップ(フロー)を示す

入力の「必須項目」「任意項目」を明確にする

「必須項目」「任意項目」も明確にしておきましょう。入力が必須な項目には、あらかじめ、ユーザーが分かりやすいように「必須マーク」を設置してください。

入力の「必須項目」「任意項目」を明確にする

次のステップに進むためのボタンは目立たせる

次のステップに進むためのボタンは十分に目立たせてください。「送信する」「申し込む」「次へ」などのボタンは、非常に重要です。最適な大きさ・色・配置を考えましょう。

次のステップに進むためのボタンは目立たせる

半角や全角などの入力形式を指定しない

半角や全角などの入力形式は、できるだけ指定しない方が良いです。もし形式を合わせる必要があれば、システム側での自動変換を行いましょう。

入力エラー箇所やエラーの内容を分かりやすく

エラーの場所・エラーの内容は、分かりやすくユーザーに伝えてください。

また、できればリアルタイムで入力エラーを指摘しましょう。すべての入力が完了した後にエラーを伝えた場合、ユーザーはよりストレスを感じるはずです。

入力エラー箇所やエラーの内容を分かりやすく

フォーム内から不要なリンクを外す

フォーム内の余計なリンクは、ユーザーにストレスを感じさせ、離脱率を上げてしまいます。ゆえに、不要なリンクは外しましょう。

まとめ

「EFO」について、初心者向けに分かりやすく解説しました。ホームページのコンバージョン率を向上させる上で、入力フォームの最適化は欠かせません。ぜひ当記事を参考にしながら、自社ホームページの入力フォームを見直してみてください。

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