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【3大SNS比較】企業のSNSの使い分け、使いどころ

2020.09.08 Posted by

皆さんご存知の通り、日本には様々なSNSアプリが存在しています。中でも絶大な人気を誇るのが、FacebookやInstagram、Twitterです。「3大SNS」とも呼ばれるこれらのアプリを実際に利用している方も多いでしょう。

元々は個人での利用が主だったSNSですが、近年は、企業がSNSを運用するケースも目立ちます。自社情報の発信に特化したビジネスページ(ビジネスアカウント)を作成し、マーケティングに活用するわけです。自社ホームページに掲載している記事コンテンツ等を発信したり、SNS広告を出稿したりと、その活用方法は多岐にわたります。

SNSを利用する企業が増えている一方で、まだSNSを上手く活用しきれていない企業も少なくありません。自社内にSNSに精通している人がいないケースもあるでしょう。

そこで今回は、SNSマーケティング初心者向けに、企業における3大SNSの使い方、使いどころを紹介していきます。SNS運用における注意点等にも触れているので、ぜひ参考にしてみてください。

3大SNSの現況

まずは、3大SNSの現況について、簡単に解説します。

総務省の平成29年版情報通信白書を見ると、スマートフォン社会の到来とともに、「SNSの利用」が私たちの日常生活に溶け込んできたことが分かります。

https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h29/html/nc111130.html

Facebookの場合、2019年4月時点の国内月間アクティブユーザー数は2,600万人。若年層を中心にFacebookの利用率は下がりつつあるものの、世界的に見れば、やはり絶大なユーザー数を誇ります。年代別に見た場合、40代・50代の利用割合が高いのも、Facebookの特徴の一つです。

2019年3月時点のInstagramの国内月間アクティブユーザー数は3,300万人。20代女性の利用率が最も高いですが、年々男女差もなくなり、30代・40代のユーザーも急増しています。

Twitterの場合、2017年10月時点の国内月間アクティブユーザー数は4,500万人。10代・20代の若年層の利用が目立ちますが、30代・40代の利用率も高いです。

https://gaiax-socialmedialab.jp/post-30833/

3大SNSの特徴

それでは、3大SNS(Facebook・Instagram・Twitter)それぞれの特徴を、簡単に解説していきます。

Facebookの特徴

Facebook

Facebookは、基本的に実名登録で利用するSNSです。ゆえに、非常に信頼性の高いSNSと言えるでしょう。匿名ではなく実名のアカウントなので、Facebook上で繋がるのは、実際の友人や仕事関係の人が中心となります。

ユーザー層で見ると、Facebookは以下のような特徴を持っています。

  • 40代前後のビジネスパーソンが多い
  • 10代が極めて少ない
  • 60代の利用が、3大SNSの中で最も多い

Facebookのフィードには、友達の投稿に加え、友達が「いいね!・コメント・シェア」した情報も流れてきます。また、時系列で表示されるわけではないので、注意しましょう。

Instagramの特徴

Instagram

Instagramは、写真や動画に特化したSNSです。基本的に長い文章は書かないので、投稿のハードルが低いと言われています。また、投稿には「ハッシュタグ」を入れることが文化になっています。

10代・20代のユーザーが多く、女性比率が高いこともInstagramの特徴だと言えるでしょう。しかし、前述したように、近年は男性比率も高まりつつあり、30代以上のユーザーも増えてきています。

Instagramの投稿にはシェア機能がありません。よって、Twitterなどと比べて拡散力が低いです。ユーザーは、積極的にハッシュタグを辿って、コミュニケーションを起こします。詳しくは後述しますが、企業がInstagramを活用する場合、「ハッシュタグの使い方」がポイントになると言えるでしょう。

検索エンジンよりも、ハッシュタグやユーザー名検索を利用して情報収集する、という若者も増えています。また、ストーリーズ(24時間限定公開)機能も定着しているので、理解を深めておきましょう。

Twitterの特徴

Twitter

Twitterは、強い拡散力が魅力のSNSです。「140文字以内」という制限の中で、気軽に情報発信を行うことができます。また、常に最新の情報を手に入れられる速報性も、特徴の一つだと言えるでしょう。

10代から20代のユーザーが多いですが、その他の年代にも幅広く利用されています。複数のアカウントを作ることができるので、趣味専用のアカウントを持つ人も多く、嗜好性が強く出やすいSNSだと言えます。

投稿は、基本的には時系列で並びますが、新着ハイライトやおすすめのツイートが表示されることもあります。また、リツイート機能があるので、フォロワーだけでなく、不特定多数の人に情報が届く可能性があります。

企業のSNS運用におけるポイント

続いて、「企業のSNS運用におけるポイント」を紹介していきます。

Facebook運用におけるポイント

Facebookを運用する際は、ターゲットユーザーを明確に絞り込むことが大切です。その上で、確実に反応が得られるような、ユーザーにとって有益な投稿を行いましょう。

実名で利用するFacebookでは、丁寧で分かりやすい投稿の方が受け入れられやすい傾向にあります。例えば、ポップな雰囲気の投稿や、ユニークな投稿で勝負したいのであれば、他のSNSを優先させた方が良いでしょう。

また、テキストのみの投稿よりも、画像や動画を使った投稿の方が、リーチが伸びやすいです。自社のコンセプトとFacebookの特徴がマッチしているかどうか確認し、質の高い投稿を行ってください。

さらに、Facebookはアンケート調査等の機能も充実しています。ゆえに、ユーザー情報を収集する場としても活用できます。

Instagram運用におけるポイント

Instagramでは、「見た目のインパクト」と「映えるビジュアル」が何よりも大切です。そのため、写真1枚でサービスを伝えられる業種に向いていると言えるでしょう。また、自社のブランドや世界観を打ち出せる商材を紹介する際にも、Instagramが効果を発揮するでしょう。

ただし、質の高い写真だけでは十分ではありません。先ほども触れましたが、Instagramの運用においては、「ハッシュタグ」の活用が欠かせません。ハッシュタグとは、ハッシュマーク(#)が先頭に付いた文字列のことです。

多くのInstagramユーザーは、ハッシュタグを使って情報検索を行います。この場合、当然ですが、ハッシュタグを付けていない投稿はユーザーに見つけてもらうことができません。せっかく有意義なコンテンツを投稿するのであれば、複数の適切なハッシュタグを付け、多くのユーザーに発見してもらえるようにしましょう。

Twitter運用におけるポイント

Twitterは、イベントの開催やセールの告知等、「今まさに伝えたい情報」を投稿するのに適しています。Facebookと似た部分は多いですが、「質」よりも「量」を重視する姿勢が大切なケースも多いです。

なかなかインプレッションが伸びない場合は、テキスト内容を見直したり、投稿のタイミングを改善したりすると効果的です。

また、Twitterでは、「ネタ」も好まれる傾向があります。ゆえに、攻めたツイート・ゆるいツイートを行うのも、戦略の一つだと言えるでしょう。

SNS運用における注意点

SNSを運用する際は、常に、炎上のリスクを頭に入れておきましょう。特に、拡散力の強いTwitterでは、炎上が起こりやすいです。なるべくネガティブな内容は避け、責任を持って投稿を行うよう、心掛けてください。

また、SNSマーケティングでは、中長期的な運用が必要です。すぐに効果が出るわけではないので、試行錯誤を繰り返しながら、自社に合った戦略を見つけていくことが大切です。

まとめ

企業における3大SNSの使い方・使いどころについて、簡単に解説しました。

SNSを活用し、効果的に集客・販促・ブランディングを行うためには、様々なSNSを上手く使い分けることが重要です。また、自社においてどのSNSの優先順位が高いのかを見極め、中長期的に運用していくことが大切です。

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