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多言語サイトのSEO対策(海外SEO)

2021.07.22 Posted by

多言語サイトのSEO対策(海外SEO)

インターネットの発展やPC・スマホの普及に伴い、様々なホームページを運営する企業や個人が増えました。近年は、日本国内のみならず、海外のユーザーをターゲットにしたホームページも珍しくはありません。

海外向けのホームページを運営する場合は、いわゆる「海外SEO」対策を行う必要があります。海外SEOとは、海外ユーザーによる検索を意識し、日本以外の国の検索エンジンで上位表示を目指していくSEOのことです。

SEOのやり方は国によって異なります。主流の検索エンジンや上位表示の傾向が異なるので、行うべき対策も日本向けのホームページとは違ってくるのです。

そこで今回は、海外SEO(多言語サイトのSEO)について分かりやすく解説していきます。初心者に向けて「最低限行うべき対策」を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

海外SEOにおいて最低限行うべき対策

海外SEOにおいて最低限行うべき対策

上述の通り、海外SEOとは海外ユーザーによる検索を意識し、日本以外の国で検索上位を目指していくSEOのこと。

SEOは国によってやり方が異なります。国ごとに、主流の検索エンジンや好まれるコンテンツが違い、上位表示の傾向も変わってくるからです。そのため、日本のホームページでSEOに成功していても、そのままの内容で海外で通用するとは限りません。国ごとの特徴を理解し、しっかりと海外SEOを行っていく必要があるのです。

海外SEOにも様々な手法が存在しますが、まずは基礎的な対策から始めましょう。以下では、「海外SEOにおいて最低限行うべき対策」を紹介していきます。具体的には、下記の5つです。

  1. 言語ごとに独自URLを用意する
  2. 機械翻訳/自動翻訳機能は利用しない
  3. その国のサーバを利用する
  4. HTMLでhreflang属性を使用する
  5. サーチコンソールで地域ターゲティング設定を行う

それぞれ分かりやすく解説するので、ぜひ頭に入れておきましょう。

言語ごとに独自URLを用意する

1つ目の対策は、言語ごとに独自URLを用意することです。

日本国内用に「jpドメイン」を使ってホームページを運営している方も多いでしょう。しかし、「jpドメイン」は日本国内向けのコンテンツと認識されてしまうので、海外向けのホームページでは基本的にNGです。仮に「jpドメイン」内で英語コンテンツを作ったとしても、日本にいる外国人向けのコンテンツと認識されてしまうので、十分に注意してください。

可能であれば、国コードトップレベルドメインを取得することをおすすめします。国コードトップレベルドメイン(ccTLDs)とは、特定の国や地域ごとに割り当てられた2文字のアルファベットのこと。例えば、代表的な国コードトップレベルドメインは以下の通りです。

  • jp:日本
  • cn:中国
  • de:ドイツ
  • es:スペイン
  • fr:フランス
  • uk:イギリス
  • us:アメリカ合衆国

ターゲットとする国に合わせたドメインを取得してみましょう。

機械翻訳/自動翻訳機能は利用しない

2つ目の対策は、機械翻訳/自動翻訳機能を利用しないことです。

日本語で既に作成済みのホームページを元に、別の言語のページを作成することもあるでしょう。この際に、機械翻訳/自動翻訳機能を利用するのは避けてください。機械翻訳/自動翻訳では基本的に「直訳」が行われるので、不自然な文章・意味の通らない文章になってしまう可能性が高いです。

不自然な文章・意味の通らない文章は、海外のユーザーに不信感を与えてしまいます。また、検索エンジンも、優良なコンテンツだとは認識しないでしょう。むしろ低品質のコンテンツだと判断する可能性が高いです。結果的にペナルティにつながる可能性もあるので、十分に注意しましょう。

どうしても機械翻訳/自動翻訳機能を使いたい場合は、人間によるダブルチェックを行うなど、コンテンツの品質を高める工夫をしてみてください。

その国のサーバを利用する

3つ目の対策は、その国のサーバを利用することです。

日本人をターゲットにしたホームページであれば、日本国内に設置してあるサーバを使う形で問題ありません。しかし、海外向けのホームページの場合は、対象国のサーバを利用した方が好ましいです。

自国のサーバにアップされているかどうかが、SEO評価に関係してくるからです。また、ホームページの表示スピードも変わってきます。その国のサーバにホームページを設定しておいた方が、表示スピードが上がりやすいです。

サーバの場所はあまりSEOに影響を与えないという意見もありますが、基本的には、対象国のサーバを利用することをおすすめします。

HTMLでhreflang属性を使用する

4つ目の対策は、HTMLでhreflang属性を使用することです。

hreflang属性とは、どの国や地域に向けて作られたコンテンツなのかを検索エンジンに示すための属性のこと。href属性で指定したURLについての言語情報を記述します。

具体的な記述例は、以下の通りです。

サーチコンソールで地域ターゲティング設定を行う

5つ目の対策は、サーチコンソールで地域ターゲティング設定を行うことです。

Googleサーチコンソールでは、「どの国をターゲットにしているのか」を設定することができます。簡単に設定できるので、忘れずに行っておきましょう。

具体的な設定手順は、以下の通りです。

  1. Googleサーチコンソールにログインする
  2. 「ダッシュボード」→「検索トラフィック」→「インターナショナルターゲティング」を選択する
  3. 「国」タブを開く
  4. 「ターゲットユーザーの地域」にチェックを入れる
  5. プルダウンリストから、ターゲットとする国を選択して、保存する

まとめ

初心者向けに、「海外SEOにおいて最低限行うべき対策」を紹介しました。

  1. 言語ごとに独自URLを用意する
  2. 機械翻訳/自動翻訳機能は利用しない
  3. その国のサーバを利用する
  4. HTMLでhreflang属性を使用する
  5. サーチコンソールで地域ターゲティング設定を行う

SEOのやり方は国によって異なるので、日本向けホームページで成功したノウハウをそのまま使っても、海外向けホームページで成功するとは限りません。そのため、海外SEO(多言語サイトのSEO)についてしっかりと研究し、実践することが重要です。

ぜひ当記事を参考にした上で、海外SEOについてさらに深く学んでみてください。

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