SEOは上手くいっているのにアクセス数が下がった原因は?
2018.02.19
アクセス数が、去年の1/2〜2/3に落ちています。
去年のアクセス数≒350/日から直近は≒200/日です。
SEO対策を兼ね、弊社スタッフで、ほぼ毎日ブログや施工例、お客様の声を更新しています。まだまだ稚拙な出来なのはこれからの課題ですが、インデックスが増えることで、僅かながらでもWebサイトのポテンシャルは向上していると思います(思いたいです)。GRCで、40個程のキーワードのチェックしていますが、特段ランクが大きく下がったものは無いようです。
ランキングがあまり変化ないのに、アクセスが減ってしまう原因としてはどんなことが考えられるでしょうか。
いろいろな原因が考えられますが、まずは、アクセスの流入元を調べ、どの流入元が減っているかを見極めます。
流入元を見るには、Google Analyticsなら、左のメニューから
集客 → すべてのトラフィック → チャネル
で閲覧できます。
オーガニック(自然検索)“以外の”流入が減っているのであれば、わりと原因は見つかりやすい。
でもオーガニックの流入が減っている場合は、今は検索エンジンのSSL化を境にキーワード毎の流入数が1年前と比較できなかったり、not providedが多かったりするので原因究明は少し難しくなります。
下記に、オーガニックのアクセス数が下がる要因としては考えられるものを挙げてみました。参考にしてみてください。
- そもそも上記表示できているキーワード(もしくはテーマ全体的に)のGoogleやYahooにおける検索数そのものが減っている可能性
↓
Google Trendで調べられます。 - GRCでマークしていないキーワードでの順位が下がった可能性
↓
Google AnalyticsやSearch Consoleの「検索クエリ」ではnot providedが多すぎてよく分かりませんので、Google Analyticsで、オーガニック経由のランディングページを調べて、アクセス数が減っているページを洗い出し、そのページが引っかかっていたであろうキーワードを類推します。 - 現在、PCとスマホでは検索順位が異なるので、PCでは検索順位が下がっていないけど、スマホでは下がっていて、スマホユーザーの増加に対応できていない可能性
↓
Google Analyticsでスマホユーザーのアクセスが減っていないか調べます。
(一般的にPCでのアクセス数は下降トレンドで、スマホでのアクセスは上昇トレンドになっていることが多い) - 比較対象の去年の同時期に、アクセス解析では分からないマーケティング施策(例えば、DMや新聞折込チラシ等)をやっていて、それらが去年の数値を押し上げていた可能性
↓
社内に確認してください。
他にも原因はありそうですが、主なものはこんなところでしょうか。
ブログとかの記事が増えていくと、直接お客さんに結びつかない記事も多くなると思います。そのようなページのアクセス数下がった分、全体のアクセス数が下がったとしてもお客さんに結びつくキーワードできちんと上位に表示され、反響が得られていれば良いので、あまりアクセス数に囚われすぎないようにしてください。
<追伸>
その後、ご質問をいただいた読者様とやりとりをしていたら、上記原因2と同時に、どうやらアクセス数減の時期が、常時SSL化の時期と重なり、Google Analyticsの数字に影響を与えているようでした。
アクセス数、復活&伸びていくと良いですね!
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。