2024年はどんな年？

2023年も、残すところあと1週間になりました。
今年は、3月にWBC優勝があり野球好きとしては明るい話題もありつつ、ハマスとイスラエルによる新たな戦争が始まるといった嫌なニュースもありましたね。

Web業界であった主なニュースを見ていくと、
5月にGoogle広告の「類似ユーザー」ターゲティングの終了、
7月にGoogle Analytics4への移行、
7月にtwitterがXに名称変更され、有料のサブスクリプションサービスを開始、Instagramでも同時期に有料のサブスクリプションサービスを開始、またメタ社がtwitterに対抗して「スレッズ」を立ち上げました。
また、年間通して生成AIが注目され、ChatGPTの活用はもちろん、Googleが生成AIを用いた検索の新機能「SGE」を開始したというようなニュースもありましたね。

2024年のイベント

さて、うるう年の2024年はどのような年になるのでしょうか？
2023年同様に、きっと想定外のことも起こるのでしょうが、まずは、すでに決まっているイベントを見ていきましょう。

新NISA
投資利益に税金がかからないNISAに関して、さらに非課税保有期間の無期限化、年間投資枠・非課税保有限度額の拡大がされます。インフレによって、ただ現金を持っていても目減りしてしまうので、上手に活用したいですね。

3連休
3連休が11回もあります（2月に3連休が2回あるのは史上初）。旅行・レジャー業界にとって大きなチャンスとなる可能性がありますね。

2024年問題
4月1日からトラックドライバーの時間外労働の上限が年960時間に制限されます。これにより、輸送能力の低下、運送コストの増加が避けられなくなります。業界では、運送効率の向上、デジタル技術の活用、船舶や鉄道などへの切り替え、再配達削減などの取り組みが模索されています。

新紙幣
7月から新紙幣が出回る予定だそうです。1万円札が40年続いた福沢諭吉から渋沢栄一に、5千円札は津田梅子、千円札は北里柴三郎に替わります。

オリンピック
夏季オリンピックが、7月26日から8月11日までフランスのパリで開催されます。東京オリンピックが1年遅れだったので、変な感じがしますね。

自民党総裁選
2024年9月に岸田首相は任期満了を迎えます。首相はその前に衆院解散・総選挙を行う可能性を示唆していますが、首相の支持率が大きく低下しているので、総裁選に立候補しない可能性もあると言われているようです。

海外の選挙
海外でも大きな選挙が予定されています。日本と関わりの深い国だと、1月に台湾総統選挙、3月にロシア大統領選挙、11月にアメリカ合衆国大統領選挙があります。

Web業界は？

Web業界では、すでにアナウンスされている大きな出来事というのはないですが（たぶん）、SNSの勢力争いも続きますし、AIの登場によって、SEOも含めどんどん変化していきそうです。

Web制作に関しては、特に最近、動画の活用についての引き合いが当社にも増えてきています。
何かを調べようと思ったときに多くの人はネット検索をしますが、中には、検索結果に出てくる長いテキストの記事ページを読むことが苦痛になってきているユーザーもおり、彼らは動画検索をします。動画検索がどのぐらい伸びているのかを示すデータは入手できませんでしたが、ここ数年、動画SEOの効果は認識されていました。動画コンテンツは、サイトの滞在時間を延ばす効果があるため、SEO対策として有効だと言われています。

また、SEO対策においては、近年、E-A-Tを高めることの重要性が言われていますが、これだけAIなどで簡単に専門家っぽい文章が書けるようになってしまうと、さらに権威のある人が書いた記事、監修した記事が上位に出やすくなっていくと思われます。
逆に、これまで有効とされていたような、とにかく量で勝負するようなオウンドメディアは通用しなくなりつつあります。

”量から質へ”
従来のSEOから頭を切り替える時期にきています。

今年も当コラムをお読みいただきありがとうございました。
来年もどうぞ宜しくお願い致します。