サイト作りの目線
2017.05.11
新人研修の最終課題として、当社の主力サービスであるサイト職人CMSのオフィシャルサイトのプランニングをやらせています。
トップページの構成案(ワイヤーフレーム)を作って、私のところに何度も持ってきてくれるのですが、何度出しても私のOKが出ず、やる気満々だった新人たちもさすがに嫌気がさしてきているみたいです(^^;
昨日も構成案を持ってきてくれて、だいぶ良くはなってきているのですが、かと言って、まだ即OKを出せるほど良くも無い。。。
どうしても、自分たちが言いたいことやWebサイトのコンテンツメニューをただ並べているというレベルから脱していません。
私が新人たちに何度も言っているのは“お客さん目線になれ”ということです。
■よく「お客さんのことを考えろ」と言います。
そう言われると、多くの人がサービス提供者として、お客さんのことを考えがちなのです。
うちの新人たちもそうです。
でもそれだと“目線”はサービス提供者である自分たちの見ている目線なのです。
そうではなく、お客さんから見た目線にしなければなりません。
お客さんが、パソコンやスマホで検索している姿をイメージするのではなく、お客さんに見えている風景をイメージして欲しいのです。
もっと言うと、お客さんの見ている風景とそれを見た時のお客さんの気持ちを
イメージして欲しい、要はお客さんに成りきって欲しいのです。
■お客さんは、どんな気持ちでどんなキーワードを検索エンジンに入れるのだろうか?
お客さんは、どんな気持ちで検索結果をクリックするのだろうか?
検索結果画面から、Webサイトに訪問した時、どんな気持ちなのか?
その時、Webサイトのキービジュアルにどんなメッセージや写真が見えていたら心が動くのだろうか?
そして、スクロールしたら、その次に何が見えていると良いのか?
■ぜひあなたも、ご自分で構成案やデザイン案を考える時や、制作会社からそれらが提出されてきたら、そういう目線でチェックしてください。
良いWebサイトを作るにあたって“お客さんになりきる”ことは必須です。
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。