【最新版】Googleアナリティクスで最低限確認するべきポイント
ホームページを運営されている方であれば既にご存知だと思いますが、Google Analytics(アナリティクス、以下GA)は、Googleが無料で提供している高性能なアクセス解析ツールです。当社だけでなく、当社のクライアントが運営しているホームページでもほぼ導入済みで、普段から活用されている方も多いのではないでしょうか。
以前ブログ記事で、「アナリティクスで最低限確認するべきポイント」として、その使い方をサラッとご紹介しました。
今回は、GAで最低限、定期的に確認しておくべき数値・ポイントを最新版としてご紹介します。
目次
多機能なだけに…
アナリティクスはあまりに多機能すぎるのがタマにキズ。初心者の方はどこをみれば良いのか、何をどう生かせばいいのか、チンプンカンプンになりがちです。
そこで!シンプルに6つだけ、まずはこちらを定期的にチェックしてみてください。
- 「アクセス数」
- 「コンバージョン数・コンバージョン率」
- 「検索キーワード」
- 「閲覧ページ&離脱率」
- 「ランディングページ&直帰率」
- 「ユーザーのデバイス」
それでは早速見ていきましょう。まずはアナリティクスにログイン!
1.アクセス数をチェック
アクセス数は訪問客の数がどれくらいなのかを測る大切な指標です。
ホームページにどれくらい人が来たのか、セッション数、ユーザー数、ページビュー数をチェックします。
アナリティクスの操作
メニューから「ユーザー」>「概要」
ところでアクセス数、セッション数、ユーザー数の違いってご存知ですか。微妙に違うため、区別をつけておきましょう。
- セッション数=ホームページに来た回数
ユーザーがホームページを訪問・閲覧し、回遊、離脱するまでの流れが1セッションです。 - ユーザー数=一定の期間でホームページに訪問した固有のユーザー
たとえば1人のユーザーが1週間に5回ホームページに訪れた場合、セッション数は5、ユーザー数は1です。 - ページビュー数:ホームページ内のページが表示された数
1人のユーザーが5つのページを表示した場合、ページビュー数は5となります。
Webサイトに来た人やページ閲覧数の単純な増減が見られるので、週ごとにチェックするとよいでしょう。
2.コンバージョン数・コンバージョン率をチェック
コンバージョンとは資料請求やお問い合わせだったり売上そのものだったりと、ビジネスの設計ごと異なりますが、いわゆる成果(ゴール)のこと。
またアクセスに対してどの程度のお客さんが「成果」につながったのか、その指標がコンバージョン率です。
100回のアクセスに対し1回コンバージョンすればコンバージョン率は1%になります。
お分かりのように、コンバージョン数とはその実数、コンバージョン率とは、ホームページの訪問者が、コンバージョンに至る割合を示しています。
アナリティクスの操作
メニューから「コンバージョン」>「目標」>「概要」
※事前の目標(コンバージョン)設定が必要になりますので、そちらをまず先に行いましょう。
このコンバージョン数とコンバージョン率、先ほど紹介したアクセス数は、可能であれば週ごとの数値を計測、Excelなどでまとめておき、増減を追っていきましょう。
季節ごと変動、市場のトレンド、Webサイト内施策や広告掲載などによる影響などがよく分かります。大きな数値変動が見られる場合もあり、そのこと自体に気づくだけでなく、想定内or想定外のできごとの割り出し、今後の対策や目標設定など、より良いWebサイトを作るための指標になるかもしれません。
3.どんなキーワードで検索されているのかをチェック
Webサイトを訪問する際にどんなキーワードでやってきたのかをチェックします。
アナリティクスの操作
メニューから「集客」>「概要」>「Organic Search」
検索キーワードを見れば、ある程度ユーザーが訪れた目的を推測できるので、ホットなキーワードを抽出し、新たなコンテンツの追加などの、サイトコンテンツの見直しを検討できます。
キーワードにできるだけマッチしたコンテンツを作ると、訪問客にも検索ロボットにも優しいWebサイトができます。
ただし、最近では検索エンジンのSSL暗号化通信対応によって、多くのキーワードが「not provided」という表示となり、検索キーワードが分からなくなってしまいました。
こちらはGoogleサーチコンソールと連携することで検索キーワードの収集が可能です。
4.どんなページが多く見られている?離脱率も一緒にチェック
あなたのWebサイトでもっとも多く見られているページがわかります。だいたいトップページですけど、もしかしたら集客力のあるページが隠れているかも…
アナリティクスの操作
メニューから「行動」>「サイトコンテンツ」>「すべてのページ」
基本的に多く見られているページはユーザーのニーズの高いページと考えて良いでしょう。そのページの情報はニーズを満たす十分なものなのかどうか、競合と比べてどうなのか、必要に応じてコンテンツの拡充の検討を行いましょう。
力を入れて作ったページが案外見られていない、そんな壁にぶち当たることもあります。自社の強みを見てもらいたいのに見てもらえない、その場合は、ユーザーをそのページにきちんと遷移させることができているのかという、導線の部分を含め検証する材料になります。
また、離脱率が高いページの確認もできるので一緒にやっておきましょう。サービス内容を公開しているメインページであるにもかかわらず離脱率が高いページは、間違いなく改善の余地があります。
コンテンツの見せ方、配置、コピーライティングなどもろもろ再検討します。
こちらの計測は1か月から3カ月ごと、定期的にチェックしましょう。
5.ランディングページと、その直帰率をチェック
ランディングページとは、ユーザーが最初に訪問したページのことをいいます。ユーザーにとっては入口となるページなので、それにふさわしいコンテンツを用意しておかねばなりません。おもてなしの心が大切。
アナリティクスの操作
メニューから「行動」>「サイトコンテンツ」>「ランディングページ」
通常はトップページがランディングページになることがほとんどですが、検索キーワードによってはその他のページが上位表示され、ランディングページになることも多くなります。記事ページやブログなんかは特にそうですね。
もし直帰率の高いランディングページがあるのであれば、そのページを改善しましょう。次のページにうまく遷移してもらえるような仕掛けを作ることで、ホームページの回遊率、最終的にはコンバージョンの改善につなげることもできるのです。
6.PCが多い?スマホが多い?どんなデバイスで見られているかをチェック
アナリティクスの操作
メニューから「ユーザー」>「モバイル」>「概要」
PC、スマートフォン、タブレットなど、どのデバイスでの訪問者が多いのかを確認することができます。昨今はかなりの割合でスマホでの閲覧が多くなっています。仮にもしあなたのホームページがスマートフォン対応していないのに、スマートフォンやタブレットでの訪問者の割合がPCよりも多いのであれば、早急にスマートフォンページを作りましょう。
まとめ
アナリティクスは複雑なデータも取れますが、シンプルなデータだけでも、あなたのホームページを改善するために非常に役に立ちます。ぜひご活用ください。
関連記事こちらの記事も合わせてどうぞ。
2025.03.21
ホームページ担当者なら気をつけたい!画像の著作権侵害とライセンス証明
2025.03.14
お問い合わせフォームからのスパムメールが多すぎる?企業が今すぐできる対策
2025.02.20