デザインにおける4大原則を知ろう
2020.11.27 Posted by Design team
良いデザインとはどういったデザインだと思いますか?
華やかさでしょうか?それもデザインによっては間違いではないでしょう。
ただ、どんなデザインにもまず押さえておくべき原則が存在します。
「近接」「整列」「反復」「対比」の4大原則ですね。
これらはホームページのデザインに限らず、社内のPowerPointでの資料作成や、チラシ作成にも使える、レイアウトの基本となる法則です。
今回はこの「4大原則」について、一つずつご紹介します。
近接によるレイアウト
近接とは、関係性のある項目をグループ化することでユーザーに認知させることを指します。
図を見てください。近接を意識していない配置だと、左右でどこまでが一まとまりの文章か分からず、画像も上下どちらを指しているものなのかが判別しづらいと思います。
近接は余白を利用することで表現することができます。
グループごとに十分な余白を取ることで、項目の境界を判別することができるようになります。
整列によるレイアウト
整列とはその名の通り、テキストや画像などを左・中央・右などに規則正しく配置して、統一感を持たせることを指します。
整列を意識しない配置だと、視点があちこちに移動してしまい、ユーザーは見づらいと感じてしまいます。
整列後の図を見てみると、全て左寄せにすることで基準線が生まれました。
このように配置に統一感を持たせることで、スッキリとしたデザインに仕上げることができます。
反復によるレイアウト
反復とは、デザインの特徴的な箇所を繰り返し用いることを指します。
ヘッダーなどがそれにあたります。ホームページでは通常どのページにも共通したヘッダーが用いられていると思いますが、これは反復にあたります。
反復を取り入れることで、サイト全体のデザインに統一感を出すことができます。
また、ページによってヘッダーがなかったり、色や配置が異なっていたらユーザーは混乱しますよね。
ユーザーにとって利用しやすいレイアウトという点でも、反復は重要な原則だと言えます。
対比によるレイアウト
対比は強弱を付けた表現のことを指します。
情報に優先順位を付けて、順位の高い要素を強く、順位の低い要素を弱くするという意味ですね。
図を見てください。対比を意識しない文章だと、パッと見ても何が重要な情報なのかが分かりづらく、目に留まりにくくなります。
対比を意識した文章では、セールと30%が大きな赤文字で強調されています。この文章で言いたいことが一目見て分かるようになっています。
とはいえ、なんでも強調するデザインにしてしまうと、何を目立たせたいのかが分からなくなってしまいます。
きちんと優先順位を決めて、目立たせたいポイントを絞って表現するようにしましょう。
まとめ
見栄えの良いデザインにも、クールなデザインにも必ず4大原則は用いられています。
あえてこの原則を破ることでワンランク上のデザインに仕上げることもできますが、基本となる原則として、まずはこの4つを覚えておきましょう。
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