ウェブラボ代表の山浦が、
Web担当者・経営者・起業家に向けて配信するコラム

Webを集客に活用したい人のための
Webサイト・マネジメント術

最新のトピックや実務家ならではの身近なちょっとした疑問に回答しています。

SEOに悪影響がある“お客様の声”を削除すべきか

2018.10.22

質問整体院を経営しています。
Webサイトは症状名等キーワードで上位を目指しており、SEO重視で縦に長いページになっています。
そのページの後半からは、患者の声を多く載せているのですが、先日SEOコンサルから、最近のSEOはどれだけキーワードのテーマに沿っているかを重視するので、そのお客様の声の内容が、目標キーワードの内容からズレているものが多いから症状説明のページからは外した方が良いとアドバイスを受けました。
私は患者の声を外すと反響が減るような気がして躊躇しています。
どう思われますか?

 

 

回答このSEOコンサルタントがおっしゃっていることは正しいです。

確かに、先週のメルマガにも書きましたが、最近のGoogleの傾向としては、量よりも質を重視するようになってきています。

 

だからページ内において、テーマからズレたテキスト(これを「ノイズ」と言ったりします)をダラダラと続けるより削除した方が良い結果になることが多いです。

 

 

■実は、このように成約率UP施策がSEO対策と反することがあります。

 

私も、商売人にとって、良いお客様の声ほど良いコンテンツはないと思っていますので、今のSEOの傾向に反するからって、そうそう削除する気にはなれないクチです。

 

しかしながら、ここで冷静になって考えてもらいたいんですけど、、、

 

これの本質はお客様の声が駄目ということではなく、ノイズになるようなテキストが駄目ということですよね!?

 

ですので、1つの解決策としては、そのページにお客様の声をすべて載せるのではなく、お客様の声からノイズにならないテキストを抜き出して、そこからお客様の声を全文載せた詳細ページへリンクする形にすれば良いのではないでしょうか。

 

↓こんなイメージ
お客様の声の構成イメージ

 

■SEOのために、本来あるべきところに、あるべきコンテンツが無いというのもおかしな話だと思います。

 

SEOというのは、時期によってトレンドもあり、そのトレンドが未来永劫続くとは限らず、Googleも常にユーザーにとって有益なWebサイトを検索結果の上位に出そうとしている中でのアップデートだったりします。

 

また、SEOの上位を狙うことによって、反響が減ってしまうのも本末転倒です。

 

であれば、上手く両方を両立させていく方法を考えたいですね。

山浦 仁

山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役

大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。

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