ローカルビジネスのWebマーケティングでまずやるべきこと
2018.11.12
Webマーケティングをするということは、日本中または世界中を相手にするというイメージがあります。
ですので、新宿や渋谷といった大きな町ならともかく、小さな町を商圏にしている場合、ネットは使えない&効率が悪いと感じてしまう人も多いと思います。
4〜5年ぐらい前までは、私も、例えば地域密着の美容室等、商圏が狭い業種のお客さんからWeb制作を依頼された時は、「過度な期待をせず、地道に今までやってきたDM等も必ず継続してください」と言っていました。
商圏が狭い場合、オフラインの活動も大事だという思いは今でも変わりませんが、以前に比べたら、ローカルビジネスにおけるWebマーケテイングの重要性もかなり高くなってきたのではないかと思います。
その要因の1つは、やはりスマートフォンと検索エンジンの進化です。
以前は、地域名と業種名等を上手に組み合わせて検索しないと、まともな検索結果が返ってきませんでした。
それが最近は、地域名を入れなくても、ユーザーの位置情報をかなり正確に認識し、最寄りのお店を出してくれます。
しかも、ご丁寧に地図付きで。
言い換えれば、ローカルビジネスでもWebマーケティングが無視できなくなってきたということです。
しかも、まだまだ競合がネットに力を入れていない地域も多く、そういう場合は、強敵が多くいるような人気エリアよりも成果を出しやすいのではないかとさえ思います。
■ローカルビジネスでこれからWebマーケティングを行っていきたい場合、まず最初にやるべきことは、Web制作ではなく、Googleマイビジネスに登録することです。
これに登録することで、このように検索結果に表示される地図に出ることができます。
↓
この地図上の赤いマークをクリックするとお店の詳細情報が現れます。
最近はこの部分から、ホームページを経由せずに、Googleの検索結果から直接、電話がかかってくることも珍しくありません。
Googleマイビジネスに登録することで、その地域で検索した人にヒットします。逆に、登録しておかないと、なかなか検索でヒットしません。
ですから、ローカルビジネスの場合は、Googleマイビジネスは必須です。
Googleマイビジネスの登録方法については、9月に紹介しているので、そちらをご参照ください。
↓ ↓ ↓
https://www.weblab.co.jp/blog/column/seo/12674.html
■その次にWebサイトを作ります。
Web サイトを作る場合に、必ずスマートフォン対応をしてください。業種によっては、ほとんどがスマホユーザーだと思った方が良いです。
最初はお客さんにとって必要な情報が最低限網羅されていればOKですが、できれば同じドメインの中で継続して情報発信をしていってください。
但し、程度にもよりますが、できるだけ本業以外の情報発信をしないことです。
GoogleがこのWebサイトが何をテーマにしたものなのか分からなくなり、SEOに悪影響を及ぼすからです。
Webサイトができあがったら、GoogleマイビジネスにURLを載せましょう。
余力があったら、上記紹介の地図に広告が出せる「ローカル検索広告」もおすすめです。
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。