ウェブラボ代表の山浦が、
Web担当者・経営者・起業家に向けて配信するコラム

Webを集客に活用したい人のための
Webサイト・マネジメント術

最新のトピックや実務家ならではの身近なちょっとした疑問に回答しています。

人の決断は合理的?

2019.01.31

孔子先生の言葉に「四十にして惑わず」という言葉があります。
きっと40代以上の人は共感していただけると思うのですが、この言葉・・・
絶対に嘘ですよね。。。(^^;

 

私は40歳過ぎて、むしろ迷うことが増えました。もう迷ってばかり。
そもそも40代になってから、決断をしなければいけないことが増えました。
家族のこともそうですし、仕事でも30代の時に比べて、会社も大きくなり、それに比例して何かを決済したり。

 

同じように、会社員の方も、会社で責任ある立場になったりして、そういう機会が増えた人も多いのではないでしょうか。

 

 

■しかし、この“決断”という行為がなかなか難しいです。

 

100%確信をもって合理的に決断できることなんて、無くなったトイレットペーパーを買う時ぐらいしかありません。

 

先日、会社の印刷物を外注先にお願いした際に、本当に合理的に判断するのであれば一番安いところに発注するのでしょうが、そうはしませんでした。
もちろん高すぎるところは除きましたが、じゃぁ、何で判断したかと聞かれれば、いろいろと細かい条件を比較検討しつつも最終的には、総合的に何となく“えいや”と決めたのです。

 

・何となく説明がわかりやすかった
・何となく対応してくれた人が親切だった
・何となく会社がしっかりしてそう
・何となくセンスがありそう

 

で、何となく嫌な予感がするところは避けるのです。

 

 

■あなたの会社のWebサイトを見ているユーザーもそのように決断をしている可能性ありませんか?

 

よく、「人は感情でモノを買い、理性でそれを正当化する」と言いますが、まさにその通りで、恐らく、こちらが思っているほど合理的じゃないです。
だから、Webサイトは何となく良い感じにしたいし、何となく嫌な感じにはならないようにしたい。

 

そのためには、
・直感的にわかりやすくする(わかりにくいのは問題外)
・デザインを良くする
・必要な情報をきちんと網羅する
・文章を何度も推敲する etc
そうやって完成度をあげていくしかありません。

 

あとは実際にお客さんに、自社のWebサイトはどうだったか、なぜ発注してくれたのか、どこか気になったりひっかかったりするところは無かったか聞いてみる。

 

 

■この“何となく”というのは本当にやっかいですね。
でもこのお客さんの“何となく”に真剣に向き合えば、良い結果が待っている気がします。

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山浦 仁

山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役

大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。

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