SEO対策の2つの方向性
2019.03.19
SEOに関して、先週に少し大きめの順位変動があったみたいですね。
ネガティブな理由のあるページを下げたというよりは、よりユーザーの検索意図に沿ったページを上げるためのアップデートだったと言われています。
■さて、SEO対策には、大きく分けて次のような2つの方向性があります。
- 今Webサイトにあるコンテンツから、ふさわしい目標キーワードを設定して、チューニングしていく方法
- 目標キーワードを設定して、その目標キーワードにふさわしいコンテンツを作っていく方法
どちらが簡単で即効性があるかと言えば1です。
最近は、オウンドメディアを作って、コンテンツSEOをやるのが流行っているので、2をやりたがる人が多いですが、もちろんOKなのですが、それに手を出すのは1が終わってからで良いのでは?と思います。
既にWebサイトがあって、少しでもアクセスがあるなら、ニッチなスモールワードかもしれないけど、上位表示できている可能性ありますよね。
もしそうなら、そのページをさらに上位に表示させるだけで、簡単に月の反響数を2〜3倍にできるかもしれません。
それは新規のキーワードを狙うより、はるかに簡単です。
また、スモールワールドだったとしてもGoogleがそのキーワードで上位に出しているということは、そのテーマに関連するWebサイトだと認識している訳ですし、周辺キーワードでも上位に出せる可能性があります。
■隣の芝生は青く見えるし、競合が他のキーワードで上手く言っているように見えると焦るものです。
ですが、まずは自社のWebサイトのどのページがどのキーワードで上位表示できているのか、しっかり把握しましょう。
今はGoogle Search Console(もしくはそれと連携したGoogle Analytics)を見れば、それが分かります。
そうすれば、自ずと優先順位が見えてくるはずです。
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。