リニューアルして不便にならないために
2016.06.13
私は本屋に行くのが好きです。
打合せの帰りなどに、ちょっとでも時間があると本屋に足が向いてしまいます。
最近、スケジュールが詰まり気味でなかなか本屋に行けなかったのですが久しぶりに行きつけの本屋に行き、いつもの習慣でほとんど何も考えず、ビジネス書のコーナーに行ったら何だか雰囲気が違う!
経営とマーケティングのコーナーがいつもの場所に無いのです。
こんな時にかぎって、店員も見当たりません。
ビジネス書コーナーはどこに移動したのでしょう?
結構探しちゃいました。
結局、ビジネス書コーナーには辿り着けたのですが、次の予定の時間も迫ってきてしまい、何も買わず、出てきてしまいました。
■こういうことは、Webサイトのリニューアルでも起こることがあります。
「今まで使い慣れていたサイト、いつもクリックするボタンがいつもの場所に無い!」
「いつも最新情報をチェックしているページがどこからたどり着けるのか分からなった!」
こんなことが起こりえます。
■ページ数が少なくてシンプルな構成のサイトや、リピーターがあまり無い重要ではないサイトならば、あまり気にする必要はないですが、ページ数の多いサイト、リピーターの多いサイト会員サイトなどは、注意しなければなりません。
リアルの本屋などの場合は、お客さんも“わざわざ足を運んだ”という意識もあり、頑張って探してくれますが、Webサイトの場合は、“分からない”=“離脱”になりがちです。
■これを防ぐには、リニューアルにあたってユーザーがクリックしている箇所をきちんと把握しておくことです。
Googleアナリティクスでは各ページの各ボタンのクリック率が見られます※
※左メニューから「行動」>「ページ解析」とクリックする。
「ページ解析の読み込み中に問題発生」というアラートが出やすいですが、アラート内にある「新規ウィンドウを表示」をクリックすると見られる。
トップページやアクセス数の多いページぐらいは見ておきましょう。
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。