ハロー効果
2016.06.07
昨日、2017年卒向けの会社説明会と後半に一次選考を兼ねたグループワークを行いました。
参加者の中には、横浜国大や上智大等一流大と言われる学生も含まれていました。
当社は学歴問わず、人物重視で選考を行うポリシーですが、一流大のネームバリューにひきずられ、まだ一言も話したこともないのに、「優秀そうだな」という先入観を持ってしまいがちです。
■このような、1つの情報で他の特徴や評価まで変わってしまう心理効果を「ハロー効果」と言います。
ハローは、英語で書くと“Halo”で、聖像の頭部を囲む後光、光輪のことなのだそうです。
■ハロー効果は、ビジネスシーンでもたくさん見られます。
例えば、身近なところだと、本の帯。
有名人のコメントは絶大な効果を発揮します。
また、私もハロー効果の恩恵を実感したことがあります。
3年前に営業コンサルタントの木戸一敏さんに呼ばれて木戸さんの塾でセミナーをやった時、木戸さんが素晴らしい紹介をしてくれたおかげで、セミナーの雰囲気が素晴らしく良く、そのセミナーからいくつもの契約をいただきました。
これも木戸さんが後光(ハロー)を私に当ててくれたからでしょう。
■さて、このハロー効果、Webサイトでもいろいろと応用可能です。
例えば、推薦文。
昔の事例ですが、建築家のサイトをお手伝いする際に、独立したばかりでお客様の声がありませんでした。
でも何とか第三者の声が欲しかった。
そこで、設計士仲間がたくさんいるということで、彼らにお願いして、推薦文をずらっとサイトに並べたことがあります。
これは効きました!
また、当社が今もやっているものとしては有名企業の実績を前面に出すというものです。
当社の業界では、大手のロゴマークを自社サイトに貼り付けている会社もあります。
制作実績ではないけど、パートナーとして大手企業を載せている会社もありますね。
当社もGoogleとYahoo!の正規代理店なのでロゴマークを使わせてもらっています。
■認定団体などのマークも安心感につながりますね。
Pマークなんかは良い例です。
当社でも、全日本SEO協会の認定コンサルタント資格のマークをトップページに掲載しています。
このような認定団体は、どの業界にもあるのではないでしょうか?
御社のWebサイトにも、ハロー効果を応用できませんか?
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。