ウェブラボ代表の山浦が、
Web担当者・経営者・起業家に向けて配信するコラム

Webを集客に活用したい人のための
Webサイト・マネジメント術

最新のトピックや実務家ならではの身近なちょっとした疑問に回答しています。

新規サイトのドメインの種類はどれが良い?

2017.02.09

質問先日、営業にきたHP作成会社の担当者からオゥンドメディアの作成を勧められ、新しくドメインを取得するなら「.jp」ドメインを取ることを勧められました。

弊社のドメインは「.com 」ですが、将来何かに使えるかも知れないので「.jp」と、「.co.jp」を取得しようかと思います。

「.com」「.jp」「.co.jp」それぞれにより効果の違いはあるものなのでしょうか。

また、さらに初歩の質問ですが、ドメインを売る会社というのは、そもそもどういう権利でドメインを販売してるのでしょうか。

どのようなオゥンドメディアにしたいのかまた今のWebサイトがどのくらい機能しているかによって、方針が変わって来ますが、、、

私なら、SEOを考慮して、現在のサイトのサブディレクトリで展開するか、

会社サイトを信用度の高い.co.jpにして、オゥンドメディアを今使っている.comにするのがスマートかなと思います。

今度作るオゥンドメディアがブログのようなもので、現サイトとテーマが同じ
なら、私なら前者を選択します。

■「.com」と「.jp」は法人、個人問わずいくつでも取得できます。

しかし「.co.jp」は法人格が無いと取得できず、しかも1法人につき1つしか取得できません。

ですから、コーポレートサイトなどは、しっかりとした法人格であることや、その法人の公式サイトであること(偽サイトでは無いこと)をアピールするために「.co.jp」ドメインは非常に有効です。

現に、フィッシング対策協議会が毎年発行している「フィッシング対策ガイドライン2016」には、

「客観的に見てサービス事業者にとっては“co.jp”ドメイン名が、利用者に信頼を与えうる最も望ましいドメイン名であり可能な限り、“co.jp”ドメイン名にてサービスを提供するべきといえる。」

ということが明記されています。

「フィッシング対策ガイドライン2016」
※PDFが開きます

メールアドレスも、相手が「.co.jp」だと何となくしっかりした会社っぽいイメージはありますよね。

■では、「.co.jp」だけ取得すれば良いのかというと、それだけでは不足で、もし空いているなら「.com」も「.jp」も取得してしまった方が良いです。

なぜなら商標と同じで、早い者勝ちだからです。

「.com」や「.jp」なら年間維持費用も1000〜3000円程度です。

自社の名前や大切なブランド名を他人に使われるのは嫌ですよね?

だから、「.co.jp」以外使わなくても他社に使われないように、押さえておいた方が良いです。

■最後に、ドメイン販売会社がどういう権利でドメインを扱えるのかというご質問ですが、一言で言えば、ドメイン管理団体の指定事業者とその代理店です。

ドメイン管理団体を「レジストリ」と言います。

「.com」や「.net」は「ICANN」、「.jp」だと「JPRS」というレジストリがドメインを一元管理しています。

そのレジストリが認定した指定事業者が「レジストラ」としてドメインの登録受付を行っています。

『お名前.com』で知られるGMOとかがそうですね。

その下にサーバ会社などの代理店がぶら下がっています。

こんなイメージ↓です。

レジストリ

レジストラ(指定事業者)
↑    ↑
代理店  ↑
↑    ↑
サイト運用者

良いご質問、ありがとうございました!

山浦 仁

山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役

大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。

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