イケてる社長の投資感覚
2016.12.07
先日、ある経営者の勉強会に参加し、その懇親会の席で、滋賀県で工務店を経営している社長さんと知り合いになることができました。
年齢も社歴も私より2つぐらい上でほとんど同じ。
でも、社員数が50人で当社の約2倍。
工務店という業種で、しかも地方都市で50人は凄いです。
大工さんを自社で抱えて、積極的に毎年新卒採用し、全国から学生を集めて育成しているそうです。
名刺交換して、私がWeb制作をしていると言うと、「うちのサイト見てよ」と言ってスマホで見せてくれました。
かなりクオリティ高い。
スマホ対策もバッチリ。
デザインだけではなく、施工事例の写真や記事も専門家に作ってもらったりして、開発に1000万ぐらい使ったんだそうです。
そして、懇親会で社長がこんなこと言うんです。
「2〜3年前までは紙だったんだけどガラッとWebになったね。
紙は今は全然ダメ。
今はネット広告に50万ぐらい使っている。
facebook広告とかもやってるよ。
でもね、これもあと3年でまたガラッと変わる気がするんだよね。
何やれば良いかな?」
回答しようとした所で、他の人が話の輪に入ってきて、回答できず話題は男同士のエロ話へ(^^;
■私は3年でネットからの集客が出来なくなるとは1ミリも思っていませんけど、この社長の投資感覚は素晴らしいと思いませんか?
サイト制作の1000万は、もう少しどうにかならなかったのかなとは思いますが、集客と人材育成にきちんと投資し、自分なりの方法論を確立しています。
地方都市の限られた商圏の中でSEOだけやっていても、こういう規模感にはならないでしょうね。
全ての起業家が会社を大きくすべきとは思いませんが、もし会社を大きくしたいなら、今の規模に関わらずSEOだけでなく広告にも目を向けるべきだと、私は思います。
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。