苦手な業務をやり遂げる方法
2015.01.12
どんなに好きな職業に就いている人でも、仕事の中で苦手な業務や作業の1つや2つあるものです。
例えば、私は会社員時代、人と話をすることが苦手だと感じることが多かったです。
Webディレクターとしてはありえないですよね。。。
会社員時代には、クライアントにメールでスケジュールなどのファイルを送った後、フォローの電話をいれなかったために、私とクライアントの間で認識がズレていたというようなことがよくありました。その結果、プロジェクトが滞ったりして、上司からよく注意されたものです。
苦手な業務は、どうしても「メールに書いてあるからいいや」とか「この仕事を終わってからかけよう」と、何か理由を付けては後回しにしてしまいがちです。そして、それは癖になります。
こういう悪い癖は、意識して矯正しないといけません。
私がやったやり方は、逃げられない環境に自分を追い込むということです。
例えば、電話でのフォローが必要なメールをクライアントに送る際には、必ずメールの最後に、「補足説明したいので、10時頃に電話します」と書いてしまうようにしてます。書いた以上は電話しないといけません。そうやって、意図的に逃げられない環境に自分を追い込むということをします。
もし企画書作成が苦手だったら、クライアントに提出する数日早めぐらいに、上司に確認出しの約束をしてしまうことです。
これを心理学では「宣言効果」というらしいです。
自分の目標や夢を周囲の人に宣言してしまうと、達成率が上がるのだとか。
宣言効果の例としてよく挙げられるのがイチロー選手や本田圭佑選手の小学校時代の作文ですが、その有言実行ぶりはここであらためて言うまでもありません。
私はそんな「宣言効果」という言葉を知らないでこの方法を使ってきましたが、心理学的にも証明されている方法らしいので、ぜひ苦手な作業が目の前に立ちはだかっているそこのあなた!、活用してみてください。
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。