クライアントからの指示の本当の意図
2013.10.25
我々は日々、クライアント(Webサイト制作の依頼主)から、打ち合わせや電話・メールを通じて沢山の要望や依頼を受けています。
すぐに飲み込める内容もあれば、そうではないものも沢山あります。
例えば、コーポレートカラーが青で、上手くデザインがまとまってきたのに、突然
「オレンジにしたい」
と、言われたりすることもあります。
そんな時、ただただクライアントの言うことを伝書鳩のようにデザイナーに伝えてデザインを修正するなんていうことをしたら駄目です。
必ず、なぜそうしたいのか、その意図を聞かなければなりません。
本当に「オレンジにしたい」のではなくて、現状の青のデザインが寒く感じるだけなのかもしれません。
もしそうであれば、全体をオレンジ色にまとめ直す以外に、もっと良い解決方法を提示できるはずです。
もし提示できれば「この制作会社、さすがわかっている!」とクライアントは我々を信頼してくれます。
もし、伝書鳩のようにデザイナーに伝えて、そのままの作業をしてクライアントに提出して、やっぱりイマイチだった場合、どうなるでしょう!?
クライアントは「この制作会社はセンス無いなぁ」という風になり、社内の制作スタッフも「このクライアント腹立つなぁ」となっていきます。
制作進行が上手く行かなくなる時というのは、多くがこういったコミュニケーション不足が原因です。
違和感や無理のある要望が来たら、なぜそういう要望が来たのか、クライアントの気持ちになって考えてみましょう。
そうすると、案外、別の方法で簡単に解決できることがあります。
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。