長時間労働より準備と集中
Web制作業界 = 夜型、長時間労働 というイメージがあります。
そして、実際にそういう会社が多いです。
(Web制作業界以外の業界でも多いですが)
確かに、制作が追い込みの時など、踏ん張りが必要な時はあります。
しかし、そうではない時にも、長時間仕事をしている人がいます。
その昔、「徹夜番長」という言葉があり、「今日徹夜だよ」「俺は3徹だぜ」などと競いあう職場もあったとか。
なぜかこの業界には、長時間仕事をしている人がエライ、という風潮があります。
全くナンセンスです。
ウェブラボでは、長時間仕事をする事を全く評価しないようにしています。それだけ光熱費もかかるし、早く帰りづらくなるような雰囲気を会社に作りたくないからです。
時間ではなく、求められた時に、どれだけ的確なアウトプットができたかで評価します。
もちろん、ただ早いだけでは意味がありません。
雑な仕事は、結局、その後の確認やフォローに時間がかかり、会社全体として2倍3倍の効率の悪さにつながってしまいます。
できるだけ短い時間で確かな仕事をする。
そのためには、段取り(準備)と普段から集中すべき時に集中する癖をつけることです。
そして、普段からプロとして常に腕を磨くこと、勉強することです。
段取りと言えば、私は新卒の時、朝から晩までほとんど休憩もせず、ずっとPCの前に座って仕事をしていたら、先輩から「あのな、山浦。PCの前で考えるな。考えて、何をするか決めてからPCの前に座れ。そうしないと効率悪くなるし体壊すぞ。」と言われましたことがありました。それ以来、自由帳を常に持ち歩いて、事務所に戻ってやることを移動時間や休憩時間などに決めるようにしています。自分が集中して効率よく動ける工夫も必要です。
お給料の伸びは、去年よりどれだけ仕事ができるようになったかに比例します。それはスピードであり、クオリティであり、携わった仕事の難易度です。時間には比例しません。
デキる人は準備と集中力で短時間労働!
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。