類似リマーケティング
2014.01.24
地域密着の工務店です。リスティング広告を運用しています。リマーケティングも実施していて、入札価格が高騰気味の検索連動広告に比べてコンバージョン単価も低く、もっと積極的にリマーケティングに予算を割きたいのですが、リマーケティングリストのサイズが小さく、広告があまり表示されません。やはりリストのサイズを大きくするしか方法は無いでしょうか?
“類似リマーケティング”が有効かもしれません。
「リマーケティング」とは
まず、「リマーケティング」が分からない方のために、「リマーケティング」を簡単に説明します。
「リマーケティング」は、一度Webサイトを訪問したユーザーに対して、広告を出す機能です。 広告の露出先は、検索結果画面ではなく、ニュースサイトや個人などが運用しているブログ等の広告枠になります。
あるWebサイトを訪問したら、それ以降、そのサイトの広告にずっと追いかけられるという経験、どなたにもあるかと思います。これが「リマーケティング」です。
Yahoo!では名称が異なり「リターゲティング」と言い、Yahoo!ニュースやYahoo!知恵袋が主な広告配信面です。
あなたがリマーケティングを実施しているWebサイトを訪問すると、あなたはそのWebサイトのリマーケティングリストに登録されます。そうすると、そのサイトの広告があなたを追いかけ始めます。
但し、ブラウザ設定を「クッキー無効」にしているユーザーには、この機能は使えません。
「類似リマーケティング」とは
「類似リマーケティング」とは、リマーケティングリストに登録されているユーザーと同じような特徴・関心事があるユーザーを割り出し、そのユーザーに対して広告を配信する機能です。
このような広告手法を「オーディエンスターゲティング広告」と言ったりもするのだそうです。
Googleのヘルプに分かりやすい例が掲載されています。
類似リマーケティングは、通常のリマーケティングよりも多くのユーザーにアプローチが可能になります。
しかし、その反面、リマーケティングよりは一般的にコンバージョン率は低くなりCPAは悪化しがちです。
それでも、業種にもよりますが、通常のディスプレイ広告よりは良い結果が得られる場合が多いので、検討してみてはいかがでしょうか。
類似リマーケティングの設定方法については、Googleのヘルプに記載されていますので、そちらを参考に設定してみてください。
Google ヘルプ
※ページ下部にある「+広告グループに類似ユーザーを追加する」ボタンをクリックすると手順が表示されます。
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。