お天気情報をWebサイトに掲載したい。そんなとき役立つツールを紹介
※2023年7月26日に一部内容を更新しました
お天気情報をWebサイトに掲載したい。実はクライアントからこのようなリクエストを受けることって、多々あるんです。
大手ポータルサイトはもちろん、新聞社などが配信しているニュースサイトにはどこかしらに天気情報コーナーがあるので、自社サイトにも入れたい!と思われる方が出てくるのは自然と言えば自然です。が、実はウラでは結構なお金がやり取りされているんです。また、方法によってはいろいろと猥雑さをはらんでくることも…。
そんな少々厄介なお天気情報ですが、自分のWebサイトに掲載する際に役に立つツールが存在します。今回はそれをご紹介します。
目次
ブログパーツを使おう!
自分のブログにお天気情報を掲載したい場合、ブログパーツを使うのが便利です。
1.Booked.jp
https://booked.jp/widgets/weather
使い方は簡単で、好きなウィジェットを選択し、幅、言語、場所をカスタマイズしたらあとはHTMLをコピペするだけで
簡単にWebサイト上に反映することができます。
2.Weather-GPVブログパーツ
http://weather-gpv.info/parts/bparts.php
→詳細予報(雨量・雲量,気圧・風速,気温・湿度、沿岸波浪のいずれかを表示
そんな時はぜひ、APIサービスを利用して、独自のお天気情報をWebサイトに掲載してはいかがでしょうか?
ただし、このようなブログパーツは、デザインのカスタマイズができないのが難点です。加えて商用利用できないものもあり、ブログパーツという特徴を考えても、利用勝手はあまりよくありません。
ブログパーツじゃなくて、もっとWebサイトに寄せて利用できるお天気情報はないの?とお考えの方も多いでしょう。
3.Yahoo!天気
http://weather.yahoo.co.jp/weather/promo/blogparts/
【特徴】
- 全国約140か所の今日・明日の天気、気温の予報がわかる
- 表示エリアを「全国」「地方」「都道府県」の3種類から選べる
※2023年7月26日追記:Yahoo!天気のブログパーツは現在サービスを終了しています。
【欠点】
- ソースコードに編集、加工、改変などの変更禁止
- 個人によるご利用であっても営利目的での利用禁止
4.ブログパーツCh.- ウェザーニュース
http://weathernews.jp/blogparts/
【特徴】
- 4のブログパーツに分かれていて、天気予報、雨雲レーダー、気象衛星、ライブカメラをチャンネルそれぞれ利用できる
- ブログの大きさに合わせ表示の設定ができる
※2023年7月26日追記:ウェザーニュースのブログパーツはサービスを終了しています。
APIサービスって?
そもそもAPIって何?という話ですね。APIはアプリケーションプログラムインターフェイスと言って、プログラミングの際に使用できる命令や規約、関数等の集合の事、つまり仕組みのことです。
たとえば天気のAPIであれば、天気データやそれを配信する仕組みをAPI化している企業がいるとします。そのAPIを外部に公開していれば、その企業以外も同様のAPIをWebサイトに組み込むことができます。
提供元と同じお天気情報をWebサイト内で表示することができますから、それをWebサイトを訪れたユーザー提供できるようになります。最近ではこうしたAPIを公開する企業が増えています。代表的なのはYahoo!とGoogleのAPIです。GoogleのコンテンツはほぼAPI化されています。また天気やニュースだけではなく、たとえばfacebook、Twitter、Google+、InstagramなどのSNS、Google Maps、ナビタイムジャパンなどの交通系など、生活を便利にするAPIがたくさんあります。
お天気情報を提供するAPI
お天気情報を提供するAPIをご紹介します。
無料のものと有料のもの、それぞれあります。無料の場合はあくまで個人利用に制限されており、商用利用はほぼ不可能です。
■無料ツール
1.Yahooデベロッパーネットワーク
http://developer.yahoo.co.jp/appendix/rate.html
【特徴】
- 利用回数制限あり。上限回数を超えて更にリクエストを行った場合、403エラー
※商用利用不可
2.Livedoor天気
http://weather.livedoor.com/weather_hacks/webservice
【特徴】
- 現在全国142カ所の今日・明日・あさっての天気予報・予想気温と都道府県の天気概況情報が閲覧可能
※商用利用不可
※2023年7月26日追記:Livedoor天気APIはサービスを終了しています。
3.OpenWeatherMap
http://qiita.com/nownabe/items/aeac1ce0977be963a740
【特徴】
- 無料プラント有料プランがある。月180ドルのDeveloperプランでは3000calls/分まで利用でき、16日後までの天気予報を取得可能
■有料ツール
有料ツール=APIの利用料を支払う代わりに商用利用が可能になります。クライアントが法人の場合は有料APIを利用したほうが無難です。
1.コンテンツポケット天気API
http://contents-pocket.net/weather_api.html
【特徴】
- 全国142地点の天気・気温・時間別降水確率、風や波の状態まで詳細な天気情報が商用利用可能で月額2万円
2.天気予報API
【特徴】
- 天気予報だけでなく、花粉情報や紫外線情報などを組み込むことも可能。そのほか、星空指数、汗かきしい数、鍋もの指数など独自の指数がオプション情報としてあり、クライアントの商品に合わせて利用できます。
3.KCCS API
【特徴】
- 気象予報データ、天気予報データ、暑さ指数予測データ配信機能を提供するAPI。初期費用は不要、使った分だけの従量課金となっています。
まとめ
お天気情報をWebサイト内で利用する場合、APIを利用すると便利です。その際、個人利用ならば無料で使えるものが多いですが、商用利用する場合は有料のAPIを使用したほうが安心ですし、カスタマイズできてより有効活用できるので、オススメです。
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