【サポート終了】Windows VistaとInternet Explorer9! 対応策はお済みですか?
2017 年 4 月 11 日、Microsoft社はWindows Vistaのサポート終了を発表しました。
それに伴い、Internet Explorer 9もサポートが終了。
IE10 と IE8 はともに、2016年1月にサポートが終了しており、今回サポート終了となったIE9を除外すると、Microsoftが公式サポートするIE は IE11 のみとなりました。
ただし、サポート終了後も引き続きWindows VistaやInternet Explorer9を使用することは可能となっています。
中にはインストールしているソフトがIE9出しか使えないため、サポートが終わっても使い続けたい方もいらっしゃると思いますが…
では、サポートが終了するとどんな影響があるのでしょうか?
サポートが終わって困ること(1)
「ウイルスに感染する危険性が高い」
サポートが終わるとマイクロソフト社が提供していた「セキュリティ更新プログラム」が提供されなくなります。そのためセキュリティの脆弱性を突いた不正アクセスや、情報漏えいのリスク、データ改ざんなどのリスクがはるかに高くなります。
自分だけのパソコンに被害が出るだけならまだしも、自分のパソコンが発信源となって社内のネットワークを介しての被害や、社外の取引先にまで影響を与えるリスクがあります。自社のWebサイトやネットワークがマルウェアの被害を受けたとあっては、ユーザーや取引先の信頼も失いかねません。
個人のパソコンでもソフトを使い続けたいからと言って、パソコン自体が使い物にならなくなっては元も子もありませんよね。
サポートが終わって困ること (2)
「テクニカルサポートを受けられない」
テクニカルサポートの提供を受けることができなくなります。IE9を継続して使っていて、もし不具合が発生しても、マイクロソフト社の直接的なサポートが受けられないので、自力でなんとかする(ならない場合がほとんどですが)しかありません。
サポートが終わって困ること (3)
「動作しないアプリがでてくる」
Windows VistaもIE9もサポートが終わることになり、今後は新しいバージョンの Windows に合わせて各社がソフトウェアやデバイスなどの製品を開発します。当然ながらWindows Vista では動作しないアプリやデバイスが増えるでしょう。
このように、Windows VistaとIE9を使い続けることで3つの困りごとが出てきますが、もっとも大きなリスクは最新のセキュリティ対策が行われていないブラウザを使い続けることです。
困ること1で書いた通り、パソコンそのものが壊れてしまったり、社内のネットワークが侵されて各方面に多大な損失を与えたりするので、IE9から速やかに撤退することをお勧めします。
対策は?
Windows Vistaから最新のOSにアップデートを行う必要があります。
最初は慣れない操作も、次第に慣れてきますし、何よりリスクを背負いながら利用し続けるよりはよっぽど安心です。
Windows7以降のOSへ切り替えれば、InternetExplorer11が利用できます。
もう一つ対策があります。それはIE自体を使わない方法です。
Google ChromeやFirefoxへブラウザを切り替えると、サポート終了のお知らせに戦々恐々としなくて済みます。最初は慣れないかもしれませんが、IEよりも柔軟性があるのですぐに使いやすさがわかると思います。
まとめ
IE9のサポート終了を機に、Vistaから最新のOSにアップデートを早急に行いましょう。ブラウザは最新のIE11へのアップデートを行うか、Google ChromeやFireFoxのような異なるブラウザへ切りかえて、セキュリティリスクを減らしていくことが必要です。
関連記事こちらの記事も合わせてどうぞ。