Flash Playerアップデート中止!2020年末でFlashは終了
Flashがネットから姿を消す…。
それがついに現実のものとなります
Flashの開発元であるAdobeが2020年いっぱいで「Adobe Flash」を廃止すると発表したのです。
「Adobe Flash」終了でどうなる?
Flashはストリーミング動画再生のプラットフォームや、Web上のリッチコンテンツの実現のため利用されてきましたが、HTML5・WebGLなどのオープン標準技術がでてきた影響で、現在ではその役目を終え、次第に私たちの目には触れなくなってきています。
ちなみに2020年での終了は、配布とサポートの中止を指すもので、Flash自体がいきなり使えなくなるものではないのであしからず。
ただ注意したいのは、パッチの配布がされなくなるためセキュリティ上の危険性が高まる点です。終了前の今現在ですら世界中のハッカーたちのターゲットになっているにも関わらず、パッチ配布終了後も使い続けたとしたら…。パソコンを乗っ取られてしまうかもしれませんよ。
「Adobe Flash」各ブラウザの対応
このAdobeの正式発表を受け、各ブラウザでもFlash対応を順次縮小していく予定となっています。
Flashを使っているコンテンツがあるWebサイトは、各ブラウザのサポート終了宣言によって、コンテンツのサービス終了や標準化ブラウザへの準拠が求められます。
詳細を下記にまとめてみました。
<GoogleChrome>
‐サポート終了→今後数年のうちに
‐Flash実行にユーザーの確認が必要になる選択肢を増やす
‐2020年末に向けてChromeのFlashサポートが終了
→最終的に無効化 2020年末
<Firefox>
‐サポート終了→2019年
‐2017年8月からWebサイトごとにFlashプラグインを実行するか否かの選択肢を表示
‐Firefox延長サポート版ユーザーのみ、2020年末まで利用可能(予定)
→最終的に無効化 2020年末(セキュリティサポート終了後(Adobe公式))
<IE&Edge>
‐サポート終了→2019年後半
‐Edgeは現時点でFlashの実行にユーザーのクリックが必要
‐2019年後半には、Edge・IEの両方で、Flashがデフォルトで無効(但しユーザーが任意で有効化は可能)
→最終的に無効化2020年末(全WinOS上のEdgeとIEの両方)
Apple、Facebookも同様のスケジュールでFlashを無効化していくと言っていますが、Facebookの場合、Chromeで動作するFlashコンテンツの最大のWebサイトですから結構大変そう。
まとめ
Flashでできたホームページもいまではかなり減ってきていますが、仕事で利用していても、まだ月に1度はみかけるくらい残っています。
共通しているのはどのブラウザも完全に使えなくなるのは、Adobeのサポートが終わる2020年いっぱいです。あと2年ちょっとしかないので、自社サイトにFlashコンテンツをお持ちの方は、早めの対策が必要かもしれません。
Flashを無理して使い続ける利点も無いので、これを機にホームページのリニューアルを検討してみても良いかもしれませんね。
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