Google検索から一刻も早くページを削除したい!そんな時の方法をご紹介
※2023年4月18日に最新の情報に更新しました
基本的にWebサイトは、Googleの検索結果はGoogleのロボットがクロールを行い、インデックスされたタイミングで検索結果画面に表示されるようになります。
検索結果画面に出てほしくない時は、あらかじめクロールを拒否するプログラムなどを組み込んでおけば、インデックスを拒否することができるます。
しかしそうした設定を忘れてしまい、意図しないページがGoogle経由で公開されてしまうことも珍しい話しではありません。コンテンツに問題がある場合や個人情報が含まれる場合には、削除依頼をすることができます。Googleには、公式の削除依頼フォームがあり、削除したいURLを入力し、削除の理由を選択して送信することができます。
一度検索結果に載ってしまったWebサイトを、検索結果画面から消したい!そんな時に役に立つ「Googleの検索結果から自社ページを削除する方法」をご紹介します。
目次
検索結果から削除できるケース、できないケース
まず検索結果から消したいのか、ウェブ全体から消したいのかを切り分けます。検索結果から削除してもWebサイト自体が消えるワケではありません。ウェブ全体から削除したい場合はHTMLをサーバー上から削除する必要があります。
削除したいページの保有者が自分ではない場合、削除依頼をGoogleに送信することはできますが、削除できるケースは個人を特定されてしまうような電話番号・写真などのプライバシー侵害にあたる場合、名誉毀損や著作権侵害などの法的問題があるコンテンツなどに該当する場合です。
また、サイトの保有者が分からない場合は「WHOISサービス」を利用することで調べられます。
検索結果から削除する3つの方法
検索結果画面から消したい場合は以下の方法を試してみてください。方法は3つあります。
方法1 sitemap.xmlの再送信
ページのHTMLをサーバー上から削除し、sitemap.xmlの再送信する方法です。sitemap.xmlを再送信するとサイト内のコンテンツの削除・追加などといった更新が検索エンジンへ通知されます。
ページのHTMLデータをサーバーから削除することでWebページそのものも無くなり、検索結果から消すことができます。
ただし、次回の検索エンジンのクロールまでこれが反映されないため、すぐに検索結果から消えるというわけではありません。この処理に加え、サーチコンソールからsitemap.xmlの再送信を行いましょう。
方法2 noindexタグの設置
2つ目の方法は、削除したいページへnoindexタグを設置し、sitemap.xmlの再送信を行う方法です。
noindexタグとは「このページは検索結果に出さないでね」と検索エンジンに伝えるタグです。サーバーからHTMLを削除しなくても、noindexタグを削除したいページのHTMLファイル内に記述することで、検索エンジンのクロールは行われますが、インデックスはされなくなります。インデックスされなければ検索結果には表示されないので、この方法が有効となるわけです。不特定多数の人に閲覧してほしくは無いけれど、URLを知っている限られた人にだけページを表示させたいケースなどにはこの方法がおすすめです。
ただしサーバー上から削除するのと同じく、次回のクロールまで反映されないため、すぐに検索結果から消えるというわけではありません。
方法3 Googleへ削除依頼
3つ目の方法は、GoogleへURLの削除リクエストを送信するというものです。
Googleサーチコンソールへログインし、専用のフォームから削除したいURLを入力、送信することで削除申請が可能です。
この処理を行うには、Google Search Console で確認済みの、サイト所有者である必要があります。代行で行う場合は事前に確認しておくとスムーズです。
サーバーからHTMLファイルを削除したのに、検索結果から消えない場合はこちらを試してみましょう。
Googleアカウントにログインした状態で、下記ページにアクセスして申請してください。
https://www.google.com/webmasters/tools/removals?pli=1
なるべく早く検索結果から削除したい場合
ちなみにGoogleのJohn Mueller 氏は、検索結果からの削除について「noindexタグよりも404(サーバーからページ削除)のほうが若干速い」としています。
なるべく早く検索結果から消したい時の方法は以下の順となります。
- サーバーからページを削除
- sitemap.xmlから対象のURLを削除しサーチコンソールから送信
- GoogleへURL削除リクエストを送信
完全に検索結果から消したい場合は、上記3つを同時に行う形がベストです。
しかし、基本的にはGoogleのロボットに依存するため、「いつまでに消える」のような確定的な方法ではないので注意しましょう。
Webサイト運営者は個人情報や著作権違反に注意
問題のあるページを急いで削除しなくてはならない状況になってしまわないために、Webページに著作権違反のコンテンツや個人情報を含めないようにすることが重要です。公開前に注意深く確認し、問題のあるコンテンツを修正したり、個人情報を削除したりすることが必要です。Webページを運営する場合は、定期的にチェックし、問題がある場合は速やかに対処することが重要です。
最後に、Webページを運営するにあたっては、法律を遵守することが重要です。著作権侵害やプライバシー侵害などの問題がある場合は、法律に従って適切な対応を行う必要があります。違法な行為を行わないようにすることが、Webページを運営するうえでの基本的なルールと言えます。
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