与えることで仕事が増える
2016.11.14
11月ももう半ば。
カレンダーを数えてみたら、年内の営業日がちょうど30日でした。
月日が経つのが早い!
■さて、先週、私の起業時の恩師である営業コンサルタントの木戸さんがメルマガでこんなことを言っていました。
「成果が出ていない時は、たいてい求めてばかりで与えていない時」
※木戸さんのメルマガはこちらから
■この言葉を聞いて、起業3年目の頃を思い出しました。
3年目に、毎月結構な金額の月極更新作業をいただいていた大手のクライアントを同時に2社失ったのです。
ちょうどその年に、その月極更新作業も期待して、事務所も新宿に移転し社員も増やしたばかりだったのです。
忙しさにかまけて、新規に仕事を獲得するための活動をしていなかったので、クライアントを失ってから慌てました。
■その時に、リスティング広告を始めたりSEOを強化したりといったことをしましたが、もう1つやったことが既存客さんへのコミュニケーションです。
既存客さんへのメルマガを始めただけでなく、既存客のWebサイトを見て改善点をまとめてあげたり、有益な情報があれば、個別にメールで教えてあげたりしていました。
そんなことをしているうちに、また仕事が軌道に乗っていきました。
さすがにその年は減収になりましたが、以後はずっと増収を続けられています。
■「チャンスはピンチの顔をしてやってくる」とよく言いますが、
今振り返れば、規模の大きくなかった時期に、このような経験が出来て良かったと思っています。
当時の私は “仕事はもらうもの” という意識が強く、“与える“ 活動をしていませんでした。
その時は “与えよう” なんて意識ではなく仕事を増やさなければと必死だったのですが、結果的に、お客さんに喜んでもらえることをやっていました。
“与える” ことによって、結果的に仕事が増えていく感覚が身についたような気がします。
御社は“与える”活動をしていますか?
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。