更新できる・できないは、サイト設計時に決まる
2016.10.31
先週、メルマガのアンケートを行い、103名の方がご協力くださいました。
ありがとうございました。
一番、聞きたかった項目の1つが現在抱えているお悩みについてです。
圧倒的に多かったお悩みが予想通り「集客」でした。
それについては、追々、このコラムで回答していければと思います。
次に多かったのが、サイトの「更新」についてです。
更新に悩んでいる人は、さらに次の3パターンに分かれます。
- 技術面がハードルになっている人
- コンテンツの中身そのものが作れないという人
- 時間が無くて更新できないという人
3. については明日にまわして、まず1. と2. の人に向けて書きます。
■本来、1. と2. については、Webサイトの設計段階で解決していないといけないです。
その際のポイントは、次の3つです。
①コーナー
②ツール
③型
【 ①コーナーについて 】
Webサイトを設計する際に、どんなコンテンツを展開していくか企画を立てますが、その際に、必ず更新しながら、情報を厚くしていくコーナーを決めておきます。
例えば、
- お知らせ・ニュース
- 実績
- お客様事例
- お客様の声
- Q&A
- ブログ
などです。
【 ②ツールについて 】
で、そのようなコーナーには必ず更新するためのツールを入れておきます。
更新ツールは何でも構いません。
当社が展開している「サイト職人」のようなCMSや、WordPressをカスタマイズしても良いです。
【 ③型について 】
しかし、ただツールを入れるだけだとハードルが高い場合が多いのです。
大事なのは、更新するコンテンツの“型”を決めることです。
例えば、お客様事例という更新コンテンツがあったとしたら、更新の度に、毎度コンテンツの型を考えるのではなく、次のような型を決めておきます。
—————
解決後のお客さんの写真とキャッチコピー
↓
お客さんの相談内容
↓
当社が示した解決方法
↓
具体的に実施した結果報告
↓
お客さんの声
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このように型を作っておくと、1つ目は時間がかかっても、2つ目以降は、1つ目を参考にどんどんコンテンツを起こしていくことができます。
デザイン的にも、更新ツールに1つ目のお客様事例だけ制作会社に綺麗に作っておいてもらい、2つ目以降は自社でそれをコピーして増やしていけるようにします。
■もし、現状のサイトにこのような仕組みが備わっていなくても、増築・改造は可能ですので、ご興味のある方は、お問い合わせください。
明日は、更新するための時間の捻出について書きます。私も起業してからこれまで悩んできたテーマです。
ではまた明日。
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。