ウェブラボ代表の山浦が、
Web担当者・経営者・起業家に向けて配信するコラム

Webを集客に活用したい人のための
Webサイト・マネジメント術

最新のトピックや実務家ならではの身近なちょっとした疑問に回答しています。

各種SSL証明書の違い

2016.09.27

質問SSLは、いくつかの会社が提供していて値段も違います。値段によって、何が違うのでしょうか?

また、最近は入力フォームだけでなくサイト全体をSSL内に入れることをGoogleが推奨していて、SEOに良いとされています。
もしそれを行う場合、どのSSLが良いのでしょうか?

確かにSSLって、値段に開きがあってどれを選べばよいか分かりづらいですよね。

安いSSLで有名なものだと、グローバルサイン社のクイック認証SSLで、年額34,800円です。
GMOが提供していて、たぶん国内で最も使われているSSLです。

高いものだと、シマンテック社(旧ベリサイン社)のものがあります。
サイトにこういうシールを貼れるので上場企業が好んで使います。

■SSLには次の2つの役割があります。

1)やりとりされるデータの暗号化
2)サイトの所有者の証明=認証

高いSSLも安いSSLも、1)については機能は一緒です。
高いからといって、暗号化の強度が高いということはありません。

■SSLの値段の違いは、認証レベルの違いで主に次の3つの認証レベルがあります。

低 → DV(Domain Validation)
中 → OV(Organization Validation)
高 → EV(Extended Validation)

DVは、ドメイン認証です。誰でも申込みできます。

OVは、企業・団体のみが登録できます。個人では登録できません。

EVは、企業や担当者の実在証明などが厳しく審査されます。

EVを導入すると、アドレスバーに緑色の鍵マークと組織名が表示されるので、EVを導入していることが一目でわかります。
EV SSL表示例
金融機関などはフィッシング詐欺を防ぐために、必ずEVを入れています。

逆にもし銀行のサイトだと思ったのにこのマークが出ないサイトはフィッシングサイトの可能性があるということです。

■OVとDVは、ブラウザ上での見た目の違いはほとんどないので、サイト全体をSSLに入れたい場合、SSLの暗号化機能だけ欲しい、企業認証はいらないということであればDVで十分ということになります。

山浦 仁

山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役

大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。

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