ウェブラボ代表の山浦が、
Web担当者・経営者・起業家に向けて配信するコラム

Webを集客に活用したい人のための
Webサイト・マネジメント術

最新のトピックや実務家ならではの身近なちょっとした疑問に回答しています。

迂回路

2016.09.26

昨日、せっかく久しぶりの良い天気なので小4の次女と一緒に、多摩動物園に行ってきました。

多摩動物園は多摩丘陵の森の中にあるかなり広い動物園なのですが、長女が小さい時から何度も行っているので我が家では効率良く見ていくルートが決まっています。

入場したら、まずはいつも通り、アフリカ園に直行です。

ライオンやキリン、ゾウ、チーターなど大型で迫力ある動物がいる多摩動物園で一番人気のエリアです。

入場門からアフリカ園まで歩いて5分ぐらいのところにあるのですが、昨日は道の途中が工事中になっていて、迂回しなければならなくなっていました。

迂回路には、昆虫館があります。

蝶やバッタを放し飼いにしていたり、沖縄の大きなゴキブリや、タランチュラなどの展示もある面白い施設なのですが、ちょっと外れた場所にあるからか、それともお母さん達がイモ虫やゴキブリを見たくないからか、いつ行ってもあまり混んでいません。

しかし、昨日は、人気のアフリカ園に行く前に通らなければならないので、とても混んでいたんです。

子どもたち興奮していましたね。
お母さん達は、建物の外で待っている人が多かった(笑

迂回路のおかげで、動線が強制的に変わりちょっと無理矢理だったけど、昆虫館の面白さに気づいてくれた人が多かったのは良かったと思います。

■Webサイトも、ほんのちょっと変えるだけで、動線が大きく変わることがあります。

例えば、、、

ナビゲーションのメニューの順番を変えたり、トップページの下の方にあった情報を上の方に持ってきたり。

特にトップページのファーストページビュー付近の変更は、動線を大きく変えることがあります。

■以前、私のお客さんのWebサイトでキービジュアルに新商品の案内を入れたらお問い合わせ数が減ってしまったということがありました。

調べてみたら、トップページから新商品の案内ページへ行く人が増えて、それまでトップページからアクセス数の多かったページが、あまり見られなくなってしまっていたのです。

■あまり考えずに、キービジュアルをぽんぽん変更したり、目立つバナーをベタベタと貼っていく人がいますが、トップページの目立つ部分を変更する際はその影響をよく考えて実行し、実行後も、悪影響が出ていないか、アクセス解析などを使って注視するようにしましょう。

そして、せっかくバナーを作ったからと、その変更にこだわるのではなく、

悪影響が出たらすぐに元に戻すぐらいの柔軟な気持ちでいるが良いのではないでしょうか。

山浦 仁

山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役

大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。

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