パンクな経営本
2016.09.16
明日からシルバーウィークですね。
といっても、今年のシルバーウィークは大型連休って感じではないですが、お休み中に本でも読もうかなと思っているあなたに、今日は私が最近読んで良かった本を一冊紹介します。
クラフトビール “BrewDog” 創業者によるパンクな経営本です。
『ビジネス・フォー・パンクス』
ジェームズ・ワット (著)
■起業して上手くいく人には大きく2種類がいるような気がしています。
1つは、何かのプロフェッショナルの人が会社員時代と同じ仕事で起業したタイプ。
私もこのタイプです。
もう1つは、自分ができる/できないに関わらず、「やりたかったから」という理由で、もの凄い情熱を持って起業したタイプ。
このタイプは、私から見ると、とってもハードルが高い起業の仕方に見えますが、だからこそ情熱がないと成功できない。
で、今日紹介したい本は、後者のパンク野郎が書いた本です。
このメルマガの読者は、前者のタイプが多いと思います。
だからあえてこの本をオススメしたい。
この異質な経営者の本に、刺激やインスピレーションを受けると思うのです。
■本を通して、刺激的な言葉のオンパレード。
だから、記憶に残りやすいし一気に読めます。
例えば...
「事業計画なんか時間の無駄だ」
「人の話は聞くな。アドバイスは無視しろ」
「ケチで倹約家の守銭奴になれ」
「他人にクールと言われようとするなどこの世で最悪の過ちだ」
「面接はクソだ」
「交流イベントは間抜けの集まりでしかない」
■一方、この経営者、破天荒な風で会計やリーダーシップについてはしっかりとツボを押さえているのです。
そうじゃなきゃ、7年で売上70億円の会社にはならないですよね。
特に、この経営者は、マーケテイングとPR(パブリック・リレーション)が超上手い。
“パンク”というメタファーを使ってニュースを作り、コアなファンをどんどん惹きつけていきます。
発するメッセージも過激で一見すると型破りのような印象なのですが、経営のツボはきちんと押さえている辺りに「すごく頭の良い人なんだろうな」と思わずにはいられませんでした。
メモの用意をしてから読むことをオススメします。
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。