スピードが重視される時代!Google Chrome、読み込みの遅いWebサイトへの通知機能を追加へ
11月に公開されたGoogleのブログによると、Chromeで読み込みに時間がかかるWebサイトに接続する際、ユーザーへ通知する機能の搭載を進めているとのこと。
Webサイトの読み込みが遅い場合、ユーザーへ知らせるだけでなく、管理者にWebサイトの最適化を進めるよう促す意図もあるようです。
表示速度の評価はよりセンシティブに
先日、Google Search Console(グーグルサーチコンソール)に「速度(試験運用版)」という新機能が加えられました。
これを利用すれば、Webサイトを表示する際にかかる速度の評価を確認することができます。
ちなみにGoogleの表示速度に関する明確な基準は、PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)をチェックしてください。
https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/?hl=ja
サーチコンソールに加えられた「速度」は、単純に機能の一つとして追加されたように見えますが実はそうではありません。
この機能追加はつまり「表示速度が遅い=エラーである」という評価が下されることを意味しています。
表示速度の重要性
Webサイトの表示速度が遅いとどうなるのでしょうか。
デメリットは大きく分けて2つです。
- ユーザーの直帰が多くなる
- 検索順位が下がる
数は少ないですが、アクセスを増やしたいWebサイトの運用側にとって、これだけ重要で放置できない問題はありません。
ページがなかなか読み込まれず、欲しい情報にアクセスするための待ち時間が長くなればなるほど、ユーザーはページが開かれる前に離脱していきます。表示速度が1秒→3秒になると直帰率は32%、1秒→5秒で90%、1秒→10秒で123%の上昇がみられると、Googleは算出しています。
表示速度が遅いと検索順位が下がる理由は、以前ブログでもご紹介したように、2018年にGoogleがページの読み込み速度をそれまでのPCページだけでなく、モバイル検索のランキング要素に加えると発表しているからです。
このように表示速度は決して無視できないもので、遅いと評価された場合は即座に改善が必要になってきます。
表示速度を改善するために
先ほども紹介しましたが、Webページの表示速度を計測するSEOツールでもある、PageSpeed Insightsを活用しましょう。
診断内容や改善できる項目をチェックし、対応できる箇所から順次修正を行うことをおすすめします。
次世代フォーマットでの画像配信、レンダリングを妨げるリソースの除外、JavaScript の最小化などといった改善点を示してくれますので、ぜひ利用しましょう。
まとめ
Google Chromeでの表示速度に関する通知機能はまだ開発段階とのことですが、こういったツールやPageSpeed Insightsなどのツールを有効活用し、「遅いWebサイト」というレッテルを貼られないよう、早い段階から準備を進めておくことをおすすめします。
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