「AdSenseサイト運営者向けポリシー違反レポート」が届いた!その時の対処法は?
2020.04.02 Posted by yamaguchi
自社のオウンドメディアやWebサイトにGoogle AdSense広告を貼っていると、「AdSenseサイト運営者向けポリシー違反レポート」というメールが突然届くことがあります。
実はこのメール、AdSenseはもちろんSEOにおいても重要な影響を及ぼす可能性があるため、無視してはいけません。
今回はポリシー違反レポートの概要と対処法、その影響についてご紹介します。
目次
「AdSenseサイト運営者向けポリシー違反レポート」とは
「AdSenseサイト運営者向けポリシー違反レポート」とは、WebサイトにAdSense広告を貼っているサイト運営者に、ポリシー違反していることを伝える警告メールです。
どのポリシー違反かについては、ケースバイケースです。まずは慌てず騒がず、ポリシー違反とされるページを確認してみましょう。
あとでいいや、面倒だからほっとこう。などと後回しにして対処しないまま放置しておくと大変なことになるかもしれません!掲載停止になればそれこそ大きく収益を減らす可能性がありますので注意が必要です。
違反ページの確認方法
どこが違反しているのか、残念ながらメールにはその記載がありません。そのため、メールの内容を確認しなければならないのです。
メールには「AdSense ポリシーセンター」というリンクが貼られているので、ここをクリックして開きましょう。
メールを捨ててしまった!どうしよう…という場合もご安心ください。自分のAdSenseアカウントにログインし、アカウント>ポリシーセンターを開けば、『違反措置が適用されたサイト』というページが開きます。
そこの右下の>をクリックすれば、メールと同じ個所を問題アリ!と指摘しています。
ポリシー違反箇所への対処法
問題個所が確認出来たら対処ですね。対処法は3つあります。
1.ポリシー違反の部分を修正して審査を申し込む
これは違反とされている部分を修正して、Google AdSenseに報告し、審査をしてもらうという方法です。
もしOKが出たら、広告が再配信されます。
2.ポリシー違反の記事からAdSense広告を削除
記事をそのまま残し、AdSense広告のほうを削除するというやり方がこちらです。記事内にある広告をすべて消せば、自動的に違反表示が消えます。
3.ポリシー違反と判定された記事を削除
2とは反対に、記事を削除してAdSenseを生かしておくやり方がこちらです。ポリシー違反とされる記事を削除すれば、違反表示は消えます。
これら3つの方法いずれかを選び、必ず対処するようにしましょう。
AdSenseポリシー違反による制限範囲
ちなみにAdSenseポリシー違反にはその範囲が明確に定められています。
大きくわけて4種類あります。
ページ単位
「ページ単位」は違反があった記事だけがその対象で、サイトやアカウントが違反というわけではありません。
違反とされている記事を削除する、あるいは修正して再審査をしてもらうなどして対処します。
セクション単位
「セクション単位」は、違反内容に属するページ全部(特定カテゴリ全部)がその対象です。違反記事のあるページだけでなく、そのほかの関連ページも削除や修正などの対処が必要となります。
サイト単位
「サイト単位」は違反があったサイト丸ごと違反対象です。セクション単位よりもさらに一回り大きな規模の違反表示です。
アカウント単位
最後にもっとも広い範囲の違反である「アカウント単位=Google AdSenseアカウント丸ごと(含まれる全サイト)」があります。
アカウント単位では複数のサイトを1つのアカウントで管理している場合、そのすべてのサイトで広告配信が止まってしまうので注意が必要です。
【重要】SEOにも重要な影響を与えるおそれ
最後にSEOのお話をします。
AdSenseポリシーに違反していると、AdSense収益が大幅に減るだけでなく、結果としてSEOにも影響を与えるおそれがあります。
というのもAdSenseポリシーとSEOのポリシーに共通する箇所があるからで、たとえば双方でポリシー違反となる例を上げると、以下のようなものがあります。
- ポルノ、アダルト、成人向けのコンテンツ
- ユーザーに強いショックや不快感を与えるコンテンツ
- タバコ・アルコール・ギャンブルなど中毒性の高いもの
- 個人または集団の排斥を促したり、差別を助長したり、誹謗したりしているコンテンツ
もしこうしたコンテンツの存在をAdSenseで指摘されたら、すぐに対処しましょう。さもないとSEOでも圏外に飛ばされてしまうかもしれません。
まとめ
ある日突然、「ポリシー違反」と書かれたメールが届いたらびっくりしますよね。
ですが、慌てずにきちんとした対処を行えば、ペナルティを受けることはないはずです。
とはいえWebサイトや広告に限らず、日頃からポリシーを遵守したコンテンツ作りや運営を心がけることが大切ですね。
関連記事こちらの記事も合わせてどうぞ。
2024.07.24
2024.01.25
2023.12.07