2015年のWeb制作三大ニュース
当社は今日で仕事納め、このメルマガも今年最後です。
ということで、今日は、私の独断と偏見による“Web制作の現場における今年の三大ニュース”と題してお届けします。
■第3位
ニュースというより流行ですが、「コンテンツ・マーケティング」が流行りました。
今年、関連書籍も多く出版されましたね。
以前から、「コンテンツSEO」という言葉はありました。
コンテンツを増やしてSEOを有利に持って行くという考え方です。
「コンテンツ・マーケティング」はもっと広い概念というか、SEOに限らず、お客さんに役に立つコンテンツを提供して、最終的にお客さんにファンになってもらう施策全体のことだと、私は理解しています。
Webサイトのコンテンツだけでなくメルマガもそうだし、Facebookなどの施策もそうです。もちろん、「コンテンツSEO」も含みます。
Webの現場にいると、今年は何となく企業や個人の情報発信量が増えたなぁ・・・という印象です。
(統計データは無いんですが)
ちなみに、1月23日(土)にコンテンツSEOに関するセミナーを実施する予定です。
予定が合えば、ぜひご参加ください。
■第2位
こちらも流行ですが、「マーケティング・オートメーション」です。
Marketing Automationを略して「MA(エムエー)」などと呼んだりもします。(以下、MAと略します)
今年に入ってから、DMPなども含めて、MA周辺の製品発表やセミナーがやたらと多かったです。
MAというのは、ユーザーの属性や購買履歴、サイト上での行動履歴を解析して、そのユーザー用に自動的にサイト上での表記を変えたり、メールを送ったりするような施策です。
例えば、スポーツ用品店のサイトで、バスケットをやっている人には、トップページでバスケ用品を上の目立つ位置に表示させたり、個別にその人に合ったメールを送ったり、というようなことを自動的に行うのです。
このような概念は、「One To Oneマーケティング」と言って、昔からあったのですが、やっと技術が追いついてきたという感じです。
この流れは、今後も続くし、まだまだハードルが高いんですけど、近いうちに、少しずつ中小企業でも導入が進んでいくと思います。
■第1位!
栄えある第1位は、Googleが2月に発表した「モバイルフレンドリーアップデート」です。
モバイル対応していないと、スマホの検索結果の順位を下げますよ!というヤツです。
Web制作業界的には、文句無し!ダントツの1位!だと思います。
4月から徐々に実施されていきましたが今年前半は、これの対応で、バタバタした人が多かったのではないかと思います。
今や、PCよりもスマホの方がユーザー数は多くなってしまいましたし、スマホの検索エンジンはGoogleの独壇場ですから対応せざるを得ません。
2月以降、当社でも、これを機にスマホ対応にリニューアルしたいという案件が増え、当社にとっては“特需”というような状況になっていきました。
もう既に、スマホ対応は当たり前、対応しない方が珍しいという状況になっています。
あなたは今年一年どんな年だったでしょうか?
次回のメルマガは年明け1月4日です。
Web制作やマーケティング分野で2016年はどんな1年になりそうか予想してみようと思います。
では、よいお年をお迎えください。
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。