無くて七癖
2016.01.29
昨日、先週土曜日に行った勉強会の動画が届きました。
まだ、最後まで通して見られていませんが、なぜこんなに自分の動画を見るのは辛いのでしょうか・・・(^^;
「無くて七癖」とはよく言ったものです。
普段の業務では良くても、人前で話す時の喋り方や表情、もっと研究しないといけないことを思い知らされました。
■さて、昨日は終日、マネジメント・ゲーム研修というちょっと変わった研修に参加してました。
これは、ソニーの子会社が作った経営シミュレーションを学ぶことができるボードゲームです。
なぜこんな研修を受けたかと言うと、
ソフトバンクの孫社長が開催し、以前話題になった後継者発掘プログラム「ソフトバンクアカデミア」の中で、若い頃、このマネジメント・ゲームで何度も赤字を出しながら悩みぬいた経験が実際の経営に役立った
と語っていたということを聞き、一度受けてみたいと思っていたからです。
■昨日の研修では、10人の社長がいて5人ずつ、2つのテーブルに分かれて丸1日かけて4期分のゲームを行い決算書を作るということを行いました。
途中、テーブルの移動は無し。
4期、同じプレーヤーで争います。
■面白かったのは、全く同じゲームなのに2つのテーブルで、形成される市場の質が全然違ったということです。
私のテーブルは、イケイケな社長が多くどんどん安値で売っていくのでデフレ市場に陥りました。
そうなると全員儲からない。
一番売った人が一番赤字みたいなことになっていたりするのです。
人によっても経営の仕方が全然違いました。
スリム経営で高単価・高付加価値で攻める人もいれば、大型機械や雇用を積極的にして、販売機会を最大化しようとする人もいました。
私のテーブルは、前者のタイプの人が多かったのであえて後者のタイプで攻めた私が、4期目大きく勝てました。
(ただ単に、孫社長の真似をしようと思っただけなんですけどね ^^;
リアルの世界では怖くてなかなかできない手法だから)
■このゲームは、自分の経営の癖を把握することも大事だし、ライバルの経営の癖も把握することも大事になります。
相手と戦略が被っていると突きつけた結果が出せないのは、リアルの経営でも同じだなと思いました。
ターゲットが被り、ライバルと戦略も被るときどうやって差別化するのか、自分の癖とライバルの癖をよく観察していくと見えてくるかもしれません。
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。