ウェブラボ代表の山浦が、
Web担当者・経営者・起業家に向けて配信するコラム

Webを集客に活用したい人のための
Webサイト・マネジメント術

最新のトピックや実務家ならではの身近なちょっとした疑問に回答しています。

新人社員が教えてくれた儲かるお店作りのポイント

2016.08.23

先週、4月に入社した新人社員と当社の昔からのクライアントであるレストランオーナーのところに打ち合わせに行きました。

ディレクターデビューです。

本当は10月からと思っていたのですが、思ったよりも早く成長してくれています。

最初の案件は、私と一緒に制作進行です。

その打ち合わせでのこと、オーナーが店にいる時と、いない時でお店の雰囲気が変わる、それが客単価に影響するという話になったのです。
(もちろんオーナーがいる時の方が客単価が上がる)

それは以前の当社でもあったことで、社員から「私がいる時といない時だと、社内の雰囲気がピリッと緊張感があって締まった感じになって仕事が進む」と言われたことがあります。

でも、オーナーがこう言うんです。

「それじゃ、ダメなんですよね」

私もそう思います。

オーナーがいてもいなくても、同じ客単価が上がるようにしたい。

で、オーナーが、新人に「どうしたら良いと思う?」って、質問したんです。

そうしたら、新人がこんな回答をしたんです。

「私、大学4年間、中華鍋のお店でアルバイトをしていました。

 そのお店は、他の店舗より売上も多かったのですが、スタッフが皆、とても仲良くて、コミュニケーションが多かったんです。

 仲が良いと言っても、仕事以外のことばかり話したりするのではなく、お客さんに対して、どうしたらもっと美味しく食べてもらえるか、よくそういう話をしていました。

 ただ仲良いだけで別の話をしていると逆にお客さんそっちのけになってしまってダメだったです。

 なんで、皆が協力できたかと言うとオーナーが自分のお店が大好きだったからかもしれません。

 料理もすごく美味しかったです。

 スタッフも料理もお店も大好きでした。

 だから、スタッフみんなに、お客さんに美味しく食べてもらいたいという想いがありました。」

おー、良いこと言うじゃん!

確かに、スタッフの雰囲気が良いお店や会社って儲かっている気がする。

じゃぁ、どうやったら雰囲気が良くなるのでしょう?

この辺、言語化するのは非常に難しい…

レストランのオーナーによって、会社であれば社長によってキャラクターが違うので、方法は人それぞれです。

でも、新人社員の話にあるようにオーナーがお店が大好き、社長が会社が大好き、自分の商品・サービスに自信を持っている、そして、スタッフもそう思っている、その辺にヒントがあるのかなと。

何でもかんでもトップダウンじゃなく、スタッフが自主的にどんどんサービスをブラッシュアップしていってくれるような雰囲気ができあがったら理想的ですよね。

御社はそうなっていますか?

もしまだなら、そうなるために、何ができそうですか?

山浦 仁

山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役

大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。

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