ウェブラボ代表の山浦が、
Web担当者・経営者・起業家に向けて配信するコラム

Webを集客に活用したい人のための
Webサイト・マネジメント術

最新のトピックや実務家ならではの身近なちょっとした疑問に回答しています。

あの手この手

2017.09.28

本日はWebの話ではありません。
どうしても子供や部下に怒ってしまう人に向けて書きました。
興味の無い方はスルーしてください。

 

 

■今、私は小学5年の次女が中学受験をするというので、毎朝、1時間ほど一緒に勉強をしています。
やっぱりまだ子どもなので、朝、起きるのがつらい時、勉強したくない時、そういう感情に正直だったりします。
「今日はやりたくない」とか「後でやる」とか言って、サボろうとします。

 

メンドクサイです。

 

 

■その時、一番簡単なのは、
「そうか。じゃぁ、今日はやめよう。その代わり明日やるんだよ」
と言ってやめること。

 

でも、それを一度やってしまうと、それがだんだん多くなり、せっかく身に付いてきた朝勉の習慣が崩れていきます。

 

やっぱり習慣は大事。
何とかして、やらせる方向に持っていきたい。
もうこんなことはしょっちゅうで、あの手この手でモチベーションをあげていきます。

 

例えば、

 

「最近はちゃんと毎朝できてえらいなと思っていたのに、残念だなぁ」
「せっかく昨日あそこまで出来るようになったのに、1日あけると、できなくなっちゃうよ。」

 

と正攻法で攻めるときもあれば

 

「今週の分が早く終わったら、水族館に連れて行ってあげる」

 

と邪道な方法で攻めたり(ご褒美作戦は教育上、あまりよろしくないらしいです)

 

「さっき、今日やる問題見たんだけどさ、今日の問題はお前が得意なやつが多いからきっとサクサクできるよ」

などとおだてたり。。。

 

 

本当は、一番良いのは、なぜそれをやっているのか、どんな意味があるのかとにかくしつこく言い聞かせることです。

 

小学6年の冬、本番近くなっていくと、周りにも緊張が出てきて、いちいち言わなくても自主的にやっていけるようになるのですが(長女の時がそうでした)そこまでが大変・・・

 

そうやって、あの手この手を使って、本人をやる気にさせていきます。

 

 

■でも、たまに怒ってしまうこともあります。
これは一番やってはいけないパターンです。
子どもも勉強が今以上に嫌になるし、自分自身も自己嫌悪になります。

 

もともと怒るつもりなんて全然無いんです。
でも”教える”ということは想像以上に忍耐力がいります。
相手への期待があればあるほど。
子どもの中学受験を経験した方なら分かってくれると思う。

 

なかなか子育て本に書いてある通りにはいきません。
もちろん、そういう本も多少のヒントにはなることもあるけど、その通りになるなんてことは絶対にないです。

 

 

■ある時ふと気付いたのです。
これは、部下に対しても同じだと。

 

仕事をしていると、モチベーションが下がるときもあります。
調子を崩すときもあるし、やる気が出ないときもある。

 

そういう時、あの手この手で励ましたり、大人でもやはり必要な時があると思います。

 

本の通りにいかないのも、子どもの教育と同じ。
どういう言葉が役立つかは、人によっても状況によっても違います。
もちろん大人なので、放っておいて見守るだけにする方が良い場合の方が圧倒的に多いですが。

 

いずれにしても、”怒る”ということが、策としては最悪であることは子育てと一緒です。

山浦 仁

山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役

大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。

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