事業を成長させる経営者の考え方
2019.04.22
来週から大型連休が始まります。
お正月でもないのに10連休なんてしても良いのでしょうか?
そんな風に思う私は、昭和な人なんだと思います。子ども達「土曜日も学校行けよ」って思うし。
■10連休、お休みですか?
それともお仕事しますか?
お店などをされている方はそもそもお仕事なのかもしれません。
当社も10連休で、私も少しリフレッシュしたいと思っていますが、最近は、何かと予定に追われてしまい、冷静に考えをまとめたりする為のまとまった時間がとれないので、少し頭を整理する時間を持とうと思っています。
このメルマガの読者は経営者や事業責任者の方が多いので、同じようなことを考えている方も多いのではないでしょうか。
頭を整理するといっても、漠然とプランニングをしても、多少一時的な売上にはなるかもしれないですが、ただタスクを増やすだけになりがちです。
どういう方向性で整理していくか、そこが大事だと思っています。
■最近、マイケル・E. ガーバー氏の書籍『はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術』を何度も読み返しています。
詳しくここで紹介する必要もない位、有名な本ですね。
本の帯には、『世界16カ国で翻訳、累計700万部売れた起業のバイブル。米国・成長起業家500社のCEOがNo1に選んだ本』とあります。
一言で言えば、経営者がいかに職人仕事から抜け出し、システムで経営していくことが大切かを説いた本です。
私は現場に戻ってプレイヤーをやりがちな癖を持っていまして、最近またその傾向が強くなってきてしまっていました。経営者が“経営者”ではなく、一番仕事ができる“社員”になってしまっている。
ガーバー氏は「それを続けていると事業はまた幼少期に逆戻りするよ」と警鐘を鳴らしてくれます。
■私は規模が全てだとは全く思っていませんが、なぜ、同じ弁護士事務所なのに何年経っても数人規模の事務所もあれば、数年で100人以上の従業員をかかえるほどになる事務所もあるのでしょうか?
弁護士としての能力に差があるからでしょうか?
そうではないですよね。
それはWeb業界も同じです。
経営者の視点や考え方が根本的に違うのだと思うのです。
最後に、私のお気に入りの一節をご紹介します。
経営者は次の質問に答えなければならない。
どうすれば個人の能力に頼らなくても、顧客の期待を満たすことができるだろうか?
これは言い換えれば、どうすれば人ではなくシステムに依存した事業をつくることができるのか?ということである。
<略>
私は人が重要ではないと言うつもりはない。それどころか、システムに生命を吹き込むのは人である。
システムの重要性を理解している人たち(あなたの従業員はみんなそうでなければならない)は、システムを改良することで、事業全体を改革するのである。
『はじめの一歩を踏み出そう』P121より
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。