売れる文章にならない原因
昨日は4月から入った新人5人の研修でした。
新人研修では毎回課題を出しています。
前々回の研修で、神田昌典先生の『稼ぐ言葉の法則』を読み合わせしたのでそのスキルを使って、1週間で実際にセールスライティングをやってみるという課題です。
※この本は3月に紹介したことがある本です。
■4月から書かせる課題ばかり出しているのでだいぶ書けるようになってきましたが、一読するとそれなりにまとまった文章に見えるのですが、なぜか伝わってきません。
心が動かない。
オファーが弱いとか、企画の問題もあるのですが、文章が味気ないというか、どうしても役所の通達文みたいな感じになってしまいがちです。
■なんでそういう文章になってしまうのだろう。。。
1つ気づいたのが、形容詞の使い方です。
大事なことを形容詞であっさりと片付けすぎているんです。
例えば...
「使いやすい画面」の一言で済ませるのではなく、どう使いやすい画面なのか、なぜ使いやすいのか、それによってお客さんからどんなお声をいただいているのかをきちんと説明する。
「豊富な経験」の一言で済ませるのではなく、どのくらいの長さなのか、どんな量なのか、どのくらいの種類・深さなのかを表現する。
「人気の商品」の一言で済ませるのではなく、◯人中◯人から選ばれている、生産が追いつかない位、などともっと具体的に説明する。
■形容詞って使うと楽なので無意識に使ってしまいがちです。
特に「非常に」「多くの」「豊富な」といった曖昧形容詞です。
でもそこを少し深掘りしてみると、グッと文章が表現豊かなものになっていきます。
これはキャッチコピーなんかは特にそうです。
具体的表現に変換できそうな曖昧形容詞を使ってないかどうか、御社のWebサイトを今一度チェックしてみてください。
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山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役
大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。